6月10日月曜日の東京金は、波乱含みのなかNY金の週明けの値崩れを嫌気して反落しており、期先4月限は前週末と比較して 9円安の 4,623円で取引を終えました。
弱気なアメリカの雇用統計を好感して、NY金は一時、1350ドル台まで急伸したため、東京金は4666円まで買い進まれました。
しかし、NY株式市場の急伸を嫌気して、NY金はその後、上げ幅を縮小し、週明けには手じまい売りが加速し、高値から20ドルも急落しています。アメリカがメキシコに対する関税引き上げを取り止めたため、週明けのNYダウ先物は急伸し、これがNY金の売り材料になったといえます。
東京金は朝方、4640円台で推移していましたが、11時前には4620円台に下落し、マイナス圏に沈みました。
NY金市場からの資金引き揚げを留意すべきであり、当面、東京金の買いは避け、戻り売りスタンスが無難とみます。4600円を近いうちに下回ることになりそうです。