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政策金利より10年債利回りの方が低い

2019.06.05

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

4日FRBパウエル議長はシカゴで講演をおこない、FRBは世界的な貿易戦争などに起因するリスクに対して適切に対応すると述べられました。

この発言を受けて年内利下げ観測が高まりNY株式市場は大幅上昇。NYダウ構成銘柄もベライゾン・コミュニケーションズを除き上昇しました。

アメリカの政策金利の変更は、アメリカ経済だけでなく、他の国の経済にも大きな影響を及ぼします。特に一部の新興国は高金利なことを売り文句としていますのでアメリカの金利が下がることは彼らにとって嬉しいニュースになるはずです。

現在の政策金利と10年債利回りはご覧のようになっています。

米国10年債利回りと政策金利

なんと!政策金利よりも10年債利回りの方が低い状況になっています。

市場はすでに利下げを織り込んでいると判断すべきなのでしょうか?

ちなみに現在のイールドカーブはご覧のようになっています。

イールドカーブ

出典:Bloomberg

2019年6月5日現在のイールドスプレッドは短期債利回りの方が中期債利回りよりも高い逆イールド状態となっています。

3ヶ月物利回りよりも6ヶ月物利回りが低いのでマーケットは利下げがされる時期を6ヶ月先あたりとみているのでしょうか。

こうなると次回のFOMCが気になるところです。

次回のFOMCは6月18日から19日に開催予定で、声明発表は日本時間20日(木)午前3時となっています。

どうなるでしょうね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/markets/rates-bonds/government-bonds/us

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