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GDP(前期比年率)プラス2.1%と予想外の結果に

2019.05.20


皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

本日8時50分に第1四半期の国内総生産(GDP)が発表されました。

事前予想ではGDP前期比年率がマイナス0.2%と2期ぶりのマイナス成長になるのではないかとみられていましたが、発表された結果はプラス2.1%と予想を大きく上回る結果になりました。

めちゃくちゃ良かったようです。

第1四半期のGDPがプラスだったことで、発表直後、株価は上昇し、ドル円は円安に推移しました。

今回、GDPが大幅プラスとなりましたが、支出の寄与ではご覧のようになっています。

今回は支出面のほとんどの寄与度がプラスになりマイナスが拡大したのは輸出だけでした。

 

寄与度

寄与度
国内総生産 0.9
民間最終消費支出 0.2
民間住宅 0.1
民間企業設備 0.4
民間在庫変動 0.4
政府最終消費支出 0.2
公的固定資本形成 0
公的在庫変動 0
輸出 -0.7
輸入 0.4

※出典:内閣府

 

 

第1四半期の結果と前年同期の結果をグラフにするとご覧のようになります。

国内総生産

※出典:内閣府

 

あまり変化が無いように見えますが、去年よりも今年の方が大きく成長しています。ご存知のように日本のGDPの50%から60%は民間消費によるものです。GDPが成長するためには最もウエイトが大きい民間消費が増える必要があります。

消費税増税が延期されるのではなんて話が話題になっていますが、消費税増税は民間消費に大きな影響を及ぼしますので結果的にGDPに反映されていきます。

今回、GDPが大幅プラスになったのはとても明るい話ですが、世界では、米中通商交渉、イランとアメリカの問題、ファーウェイ問題、北朝鮮情勢、欧州議会選挙、英国のEU離脱問題、自動車関税問題など、課題は山積みです。

先行き不透明な状況が続いていますが状況を見極めて上手に対応したいですね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・国民経済計算(GDP統計)-内閣府
https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/menu.html

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