5月9日木曜日の東京金は、円高水準に加えて、NY金の値崩れが重なり、期先4月限は前日と比較して 23円安の 4,525円で取引を終えました。
東京金は連休前の水準から70円近い下げを演じていますが、急落の主因は急ピッチな円高といえます。
アメリカは10日に中国からの輸入製品に対して10%から25%への関税の引き上げを実施する予定で、世界経済の混乱が警戒され、一段の円高が進行することも予想されます。
また、株安を嫌気して、NY白金やパラジウムの値崩れが目立っており、その値崩れを嫌気して、NY金がヘッジ買いで上伸した戻り局面は売り場提供となっています。
いずれにせよ、東京金はさらに水準を切り下げ、週末には4500円を試すことも想定されるだけに、値ごろ買いは避けるべきです。
白金は円高とNY白金安を受け、3000円を試すことになるでしょう。