週末に発表されたアメリカの雇用統計はかなり弱い内容となり、それを好感してNY金は1300ドル台回復するなど、急伸しました。ただ、急落していたNY株式が、引けにかけて大きく戻す動きをみせており、NY金はその後、1300ドルを壁にした動きをみせています。
週明けのNY金は株式市場をにらんでの展開が予想されますが、1280ドルの半値押しでの下値固めから、底固い展開が東京市場でも続くとみられます。東京金は4600円台前半での買いを仕込んでいきたいです。
東京白金は金とは対照的に売りスタンスは継続すべきです。実勢悪の中、NY白金期近4月限の買い玉整理がまだ続くとみて、いずれ2900円を大きく割り込むとみています。高値の売りを維持しつつ、売り上がっていきたいです。
東京原油は突っ込み買いで対処したいです。NYガソリンの高値誘導が予想されるため、安値からの出直りも期待できます。ただ、世界的な石油需要の後退観測もあり、買いの手じまい売りも早めにしたいです。
東京ゴムは中国の弱気な経済指標もあり、戻り売りが無難です。ひとまず、半値押しからの出直りの動きをみせているが、3分の2押しの190円を視野に入れる展開が予想されます。
東京トウモロコシは臨機応変に対処したいです。新穀限月のサヤを強引に買う動きの反動安を強いられており、週末には2万3500円まで急落しました。ファンダメンタルズの弱さもあり、2万4000円は壁になるでしょう。