3月29日金曜日の東京金は、パラジウムの大幅続落に追随して売り込まれ、期先2月限は前日と比較して 52円安の4,582円で取引を終えました。
NYパラジウムは連日の急落で、前週末から14%も急落しました。1300ドルを維持していますが、一目均衡表の雲の下限で下げ一服の様相をみせており、今後の戻が期待されます。
一方、ドル高が進行しているため、NY金の戻りも限られそうです。目先は、1300ドルが上値抵抗になるでしょう。
ところで、CMEはNYパラジウムの証拠金を実に25%も引き上げた。ほかの商品でも経験したことがない大きな変更ですが、パラジウムの波乱の展開を阻止したい意向が伺えます。この措置はパラジウムの出直りにつながるとみられます。
このため、東京金はここからまた押し目買いを狙いたいところで、4月からの上昇トレンド形成に対する期待はそのままです。