皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
今日の日本経済新聞7面にトルコリラのスワップポイントの記事がでていました。
先週からお伝えしているように当社でも取り扱っているトルコリラの翌日物スワップ取引金利が年1000%以上に上昇しました。
新興国通貨の中でもトルコは高い政策金利となっているため、スワップポイントを目当てに取引されている方にとってより有利なスワップポイントを提供している会社を選ぶことはとても重要な要素だと言えます。
今回の翌日物スワップポイントの上昇の影響から当社でも取り扱っているくりっく365のスワップポイントは3月の最終週に入って大きく上昇しました。
くりっく365におけるトルコリラ円、直近1ヶ月間のスワップポイントをグラフ化したものが次のものです。
トルコリラ円の1枚は1万通貨なので1枚のポジションを翌日まで保有していた際にやりとりされる金額が上のグラフになります。
当然、くりっく365以外の店頭FX業者で取引してもスワップポイントの受払いがありますが、そのポイントは各社まちまちなようで、100円程の会社から40円程の会社まで色々とあるようです。
1日あたりのやり取りの差額は数十円ですが、スワップポイントは毎日オーバーナイトしたタイミングでやり取りされます。「チリも積もれば山となる。」なんて言葉がありますが、この違いがどのくらい変わってくるのかを表したグラフがご覧のものです。
スワップポイントを積み重ねていくとどうなるのか。
上のグラフは中学生で習う「y=ax」のグラフです。なんだか懐かしいですね。
aに1日あたりに付与されるスワップポイントの平均値
xに日数が入るものだとした場合、
yはスワップポイントの合計値になります。
例えば、1年(365日)間ポジションを持ち続けた際のスワップポイントはご覧のようになります。
仮に、1日平均120円得られるのであれば、1年後43,800円のやり取りが行われることになりますが、1日平均40円しか得られないのであれば1年後に得られる金額は14,600円にしかなりません。
両者の開きは、43,800円-14,600円で29,200円にもなります。
先のことは分かりませんが、5年先、10年先も取引していると仮定すると、月日が経過するごとに両者の開きは大きなものになっていってしますので、長い目で見て有利な取引先を選ぶ必要がありそうです。
もちろん、FXのポイントはスワップポイントだけではありませんが、スワップポイントは重要な要素のひとつです。
今日は、スワップポイントの違いについてのお話でした。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。
参考文献:
・トルコリラ急落 国内FXに余波 日本経済新聞-2019年4月3日12版7面