皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
トルコリラがなんだかすごいことになってます。
ブルームバーグによると、トルコリラの下落に歯止めをかけるため、トルコのエルドアン大統領は外国人投資家によるリラ売却を事実上不可能にするようトルコ国内の銀行に圧力をかけました。
圧力をかけたのは3月31日に控えているトルコ統一地方選挙による為替相場の暴落を避けるためです。与党である公正発展党が惨敗するようなことになるとトルコリラが暴落する可能性があり、これを防ぐのが狙いです。
オフショア市場でリラを借りる翌日スワップ・レートは1000%に達しているようです。
これを受けてFXでのスワップポイントも上昇しています。
くりっく365市場における直近1週間のトルコリラ円スワップポイントはご覧のようになっています。
3月21日(木) 129
3月22日(金) 135
3月25日(月) 199
3月26日(火) 216
3月27日(水) 710(3日分)
3月21日時点で129円だったスワップポイントが27日には236円(710円÷3日)まで上昇しています。
一日あたりで236円ということは365日で86,140円にもなってしまいます。
すごい!
ただ、あまり楽観視できない側面もあります。
トルコの株価指数であるトルコイスタンブール100は先週から急落しています。3月19日の終値は104,861ポイントでしたが、3月27日には終値で91,855ポイントまで下落しました。1週間ちょっとで12.4%も下落した計算になります。
ご覧のようにトルコリラ円は先週から荒い値動きになっています。
トルコリラ円(くりっく365)
3月31日にトルコ統一地方選挙を受けて選挙開けの4月1日、トルコリラ円は荒い値動きになりそうですのでご注意を。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。
参考文献:
・ブルームバーグ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-27/PP0WR16KLVR401