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アメリカ連邦政府機関の一部が閉鎖して今日で1ヶ月

2019.01.22

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

アメリカ連邦政府機関の一部が閉鎖して今日で1ヶ月が経過しました。
昨年の12月22日から閉鎖していますので早いものでもう1ヶ月です。

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米・政府機関一部閉鎖の影響

この1ヶ月、閉鎖したことで最も困っていたのは働いていた連邦職員の人たちではないでしょうか。封鎖されたことで収入が途絶えてしまった人たちは、貯金を切り崩して生活しており、炊き出しの列に連邦職員が並ぶ場面もでてきています。
日本で例えるとすれば国家公務員が炊き出しに並ぶイメージですが想像できますか?

閉鎖期間が長引いているため、トランプ大統領は不法移民の救済策の3年の延長を認める代わりにメキシコ国境の壁建設費57億ドル(6200億円)を予算に盛り込むよう妥協案を民主党に提案しましたが、民主党下院がこれを拒否する見解を示しているので、解決の糸口は見つかりそうにありません。

どのような結末が待っているのでしょうね。想像が付きません。

今回閉鎖によって仕事を失っているのは連邦政府で働く人の一部です。ちなみに連邦政府で働く人は2018年12月現在で280.4万人いますがこの一部の人たちの職が奪われている状況です。

毎月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が発表されますが、この280.4万人の連邦政府で働く人達は非農業部門雇用者数の中に含まれます。何万人もの人達が仕事もなく貯金を切り崩し、炊き出しに並んでいる訳ですが、この状況は来月2月1日に発表される雇用統計にどのような影響を及ぼすのでしょうね。

もし、この分のマイナスが数字に組み込まれるのであれば大きくマイナスになる可能性があり、そうなると市場の温度感も変わってきてしまうかもしれません。

壁の建設にかかる費用は57億ドル(6200億円)ですが、今回政府機関が閉鎖したことによる経済損失は一体いくらになるのでしょうね。

ちなみに2013年10月に起きた16日間の閉鎖では240億ドルの経済損失になりました。今回の閉鎖機関はそれよりも長くなっていますのでその分損失は・・・。

少なくとも壁の建設で得られる経済効果よりも政府機関閉鎖による経済損失の方が大きそうです。

今日は1ヶ月が経過した米連邦政府の一部閉鎖についてお伝えしました。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・米労働省
https://www.bls.gov/data/
・AFP BBNews
http://www.afpbb.com/articles/-/3207241

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