皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
先週末はOPECと非加盟国による会合、雇用統計の発表と大きなイベントが2つもありました。早速、振り返ってみましょう。
OPEC
先週末12月7日に実施されたOPECと非加盟国との会議にて来年1月以降の生産量についての合意がありました。2019年1月からの半年間、全体で120万バレル/日減産される予定です。減産の内訳はOPEC加盟が80万バレル/日の減産、非加盟国が40万バレル/日の減産で決まりました。
発表があった日本時間7日夜の値動きはご覧のとおりです。
東京原油-1分足
会議の結果が発表される前は40500円から41000円ぐらいでの取引が中心でしたが、減産量が発表された後は価格が上昇し、一時43220円まで上昇しました。一日で3000円近い変動になっています。
今回の会議で決定した120万バレル/日の減産量は事前予想(50-150万バレル/日)の範囲でしたので個人投資家の方がトレードしやすい相場展開だったようです。
雇用統計
事前予想は、失業率が3.7%、非農業部門雇用者数が19.8万人の増加でしたが、発表された失業率は3.7%、非農業部門雇用者数は15.5万人の増加と事前予想を下回る結果になりました。
ここ最近、雇用統計の結果で相場が動くことはほとんどありませんでしたが、今回はしっかりと動が確認できる展開になりました。
米ドル円-1分足
雇用統計
発表前の高値が22時21分につけた112.895円、発表直後の安値が112.61円でした。発表前後で0.28円の変動がありました。その後はすぐに元の価格まで戻ってしまいましたが久しぶりに雇用統計が意識されたようです。
今回の雇用統計が日本時間20日午前4時に発表が予定されているFRB政策金利に大きな影響を与えるとは考えにくいですが、平均時給の伸びは前月比0.2%増と市場予想0.3%増を下回るものでしたので、来年以降の政策金利決定に影響を及ぼしていく可能性があります。
今年もクリスマスまであと2週間。ラスト良い締めくくりになりますように。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。
参考文献:
・OPEC
https://www.opec.org/opec_web/en/
・アメリカ合衆国労働統計局
https://www.bls.gov/