先物取引は「将来の価格を先に決める取引」で、その対象となる日付を「限月(げんげつ)」と言うことを確認しました。それでは取引終了日を迎えたらどうなってしまうのか。
原油の先物取引は「現金決済先物取引(げんきんけっさいさきものとりひき)」と呼ばれる取引です。
現金決済先物取引は、あらかじめ成立した値段と最終的に指定された値段との差額を計算し、現金のやりとりで取引が終了になります。取引期限を迎えた取引は最終的に現金で決済するので「現金決済先物取引」と言います。
原油先物取引をおこなったから、現物の原油を購入しなければならない訳ではありませんので、現物が届く心配をせず取引することができます。
4.原油を買ったら原油が届くの?
2018.12.14