先ほど原油の先物取引とは「将来の原油価格を今決める取引」と説明しましたが、その将来がいつなのかはすでに決まっています。東京商品取引所のホームページやフジトミのホームページをみると「2018/12」や「2019/05」など6つの日付があることにお気づきでしょうか(2018年12月現在)。
これが取引の期限を表していて専門用語で「限月(げんげつ)」と言います。
例えば「2018/12」であれば、2018年12月の最終営業日である2018年12月28日が取引の期限になります。原油は6限月制という限月構成になっていますので、最長でも約半年取引できる期間があります。2019年3月限を取引したとすると2019年3月29日が最終営業日であり、その日の価格を先に決めてしまう取引になります。