皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
ここ数日、トルコやサウジアラビアといった中東諸国の話題がトップニュースになることが多くなっています。
サウジアラビアと言われてイメージするのは産油国のイメージが強いのではないでしょうか。何かと話題なサウジアラビア。どんな国なのか。簡単に調べてみたいと思います。
場所
サウジアラビアはアラビア半島にある国で半島の80%を領有しています。国土のほとんどが砂漠地帯になっています。国土全体が高温乾燥の砂漠気候で降水量は少なめです。国土は215万平方キロメートルと日本の約5.7倍です。首都はリヤドです。
国名
サウジアラビアの正式名称はサウジアラビア王国。英語では「Kingdom of Saudi Arabia」と書きます。サウジアラビアという国名は「サウド家のアラビア」から名付けられたようです。
現在のサウジアラビアは産油国のイメージがですが、油田が発見されたのは1938年なので意外と歴史は浅めです。
サウジアラビアはイスラム教の聖地であるメッカとメディナがあります。宗教はイスラム教です。外国人も多く生活していて人口3228万人のうち27%が外国人となっています。出身別ではアジアが20%、アラブが6%、アフリカが1%、ヨーロッパが1%以下となっています。5人に1人はアジア出身の人なんですね。
元首は、サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード国王です。ちなみにサウジアラビアには国会や成文化された憲法はありません。国王が首相を兼務し、重要なポストは王族が占めています。国会が無いので立法権を有した機関はありません。司法は厳格なイスラム法によって成り立っています。
産業
2017年、サウジアラビアの主要な輸出品は次のとおりです。
サウジアラビア輸出品目
鉱物資源 | 640,252 |
プラスチック・ゴム製品 | 64,853 |
化学製品 | 53,566 |
車両・飛行機 | 17,792 |
その他 | 55,418 |
(単位:100万サウジ・リヤル)
※出典:経済企画省総合統計庁
サウジアラビアから最も輸出されている品目は原油などの鉱物資源です。全体の77%に当たります。これは2番目に多いのがプラスチック・ゴム製品で全体の7.8%にあたります。
サウジアラビアの原油生産量はアメリカに次ぐ世界2番目で輸出品の77%が鉱物資源なので原油価格の変動がサウジアラビアの経済に大きな影響を与えているようです。
どこの国がサウジアラビアから原油を買っているのかというと!
サウジアラビア輸出相手国
日本 | 100,382 |
中国 | 97,354 |
韓国 | 74,027 |
インド | 73,801 |
米国 | 68,867 |
(単位:100万サウジ・リヤル)
※出典:経済企画省総合統計庁
サウジアラビアの輸出相手で最もその金額が多かったのが日本、2位が中国、3位が韓国、でした。1位から3位まで東アジアの国が独占しています。
日本から見ても原油輸入量の約40%はサウジアラビア産なので、サウジアラビアからの輸入が制限されたりすると我々の生活にも大きな影響を及ぼすことになります。
しばらくはサウジアラビアの動向に注目ですね。
今日はサウジアラビアについて簡単にお伝えしました。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。
参考文献:
・1日あたりの原油の生産量の多い国-外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/crude_much.html
・サウジアラビア-JETRO
https://www.jetro.go.jp/ext_images/world/gtir/2018/49.pdf
・サウジアラビア王国
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/saudi/data.html