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雇用統計と人口統計

2016.02.03

皆様、こんにちは。パソコン教室担当のワイワイです。

原油価格が30ドルを割り込み、日経平均株価も朝から大幅安でスタートとなりました。

10時30分からスタートした上海総合についても値を崩しており、荒れた水曜日となっています。

中国の動向と原油価格に市場は注目し、すっかり注目度が低くなってしまっているような気がしますが、今週の金曜日22時30分には米雇用統計の発表があります。

事前予想では失業率が5%、非農業部門雇用者数は19万人の増となっています。事前予想通りの結果となれば非農業部門の雇用者数が19万人増えることになりますが、この人たちは一体どこからやってきたのでしょうか。

2016年2月2日現在のアメリカ合衆国の人口は3億2292万4323人だそうです。

人口の増加と雇用者数の変動にどのような変動があったのか興味があったので調べてみました。

アメリカ合衆国の人口と雇用者数増減

人口 前月比 非農業部門の雇用者数
2014 12 320,086,785
2015 1 320,289,069 202,284 257,000
2 320,440,986 151,917 295,000
3 320,611,232 170,246 126,000
4 320,796,760 185,528 223,000
5 320,990,058 193,298 280,000
6 321,202,465 212,407 231,000
7 321,418,820 216,355 215,000
8 321,658,542 239,722 173,000
9 321,902,568 244,026 142,000
10 322,136,791 234,223 271,000
11 322,360,526 223,735 211,000
12 322,561,729 201,203 292,000
2016 1 322,761,807 200,078

※アメリカセンサス局-U.S.Census Bureau(www.census.gov)

移民の国であるアメリカ合衆国は常に増加しているようです。

表は2014年12月から2016年1月までの米国人口の変化をまとめたものですが、毎月平均して20万人前後の人口増加が確認できます。

非農業部門の雇用者数も平均すると20万人前後の増加となっていますのでこの二つのデータに相関性があるように見えます。

多少強引な展開ですが、移民してきた人達が最初におこなうことは住むところを探すことです。寝床が見つからなければ仕事どころではありません。

 

データ上での失業率は約5%なので、仮に20万人の人口増加があり、その全員が職を探していたとすればその内5%は職に就けない計算になるので、約1万人が失業する計算になります。

2015年の2月~5月にかけて人口の増加は20万人に届かない月が4ヶ月間続きました。雇用者数については8月、9月と増加数が20万人に届かず低迷しました。

アメリカに移民してきて住むところを探し、少し落ち着いてから仕事を探す。5ヶ月遅れで雇用者数の数値に影響を与えていたようにも見えます。

金曜日の発表、どうなるでしょうか。

株式市場中心に荒れた値動きになっていますが無理せず、素敵な一日になりますように。

 

このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。

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