皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
昨日のコラムでは、G7の国々の中で日本だけ物価が上がっていないことを確認しました。
各国の物価変動を表したグラフが次のものです。
出典:OECD
グラフが示すように日本の物価だけ上昇していません。
こうなると各国の賃金がどうなっているのかが気になります。
今日は、G7各国の賃金について見ていきたいと思います。
下のグラフは1999年から2017年までの平均賃金の推移です。
出典:OECD
単位は、US$です。
ご覧のようにG7の中でアメリカの賃金が最も高く、他の6ヵ国と比べると圧倒的です。
今回の起点としている1999年時点で賃金が多かった順にならべると、ご覧のような順番でした。
G7加盟国の賃金ランキング(1999年時点)
1.アメリカ
2.ドイツ
3.日本
4.カナダ
5.イギリス
6.イタリア
7.フランス
日本はドイツに次いで3番目の賃金の高さです。
これが、2017年になるとどうなったか。
G7加盟国の賃金ランキング(2017年時点)
1.アメリカ
2.カナダ
3.ドイツ
4.フランス
5.イギリス
6.日本
7.イタリア
日本は6位まで下落してしまいました。
1999年時点を100とした賃金の変動はご覧のとおりです。
出典:OECD
日本とイタリアは1999年以降ほぼ横ばいで推移していますが、カナダ、フランス、イギリス、アメリカ、ドイツの5ヵ国は、20%前後の上昇となっています。
昨日から見ている物価変動と今日見た平均賃金の変動を比べると、物価変動率は、30%から40%ほどの上昇になっているので、物価と賃金にギャップが生じていることが解ります。
データを見る限り、日本以外の国で生活している人の生活水準が向上した訳ではなさそうです。
今回は、G7の賃金について分析しましたが、投資をおこなう上で、世界の国々がどのような状況にあるのかを知っておくことは、新たな投資先を見つけるヒントになると思いますので、日本以外への投資をお考えの方は、色々と調べてみてください。
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このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。
参考文献:
・Average wages-OECD
https://data.oecd.org/earnwage/average-wages.htm