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米雇用統計、失業率が4.0%に悪化

2018.07.09


皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

先週末発表された米雇用統計の結果は、失業率が4.0%、非農業部門雇用者数は21.3万人増との結果でした。

・失業率 4.0%
・非農業部門雇用者数 21.3万人増
・平均時給(前年比) 2.7%増

予測では失業率が前回同様の3.8%、非農業部門雇用者数が19.5万人増でしたので、失業率は予測よりも0.2%悪い結果になりましたが、雇用者数は予測を上回る結果となりました。前回発表された5月の数字も22.3万人増から24.4万人増に上方修正され、平均時給は前年比で2.7%増でした。

今回発表された非農業部門雇用者数と平均時給については良い内容でしたが、失業率が前回の3.8%から4.0%に悪化してしまったことが市場にはサプライズだったようです。

発表された時間は日本時間の21時30分でしたが、発表前後の各マーケットの値動きはご覧の通りでした。

まず為替から

ドル円(くりっく365)-1分足

※チャートはフジトミの取引画面から

雇用統計発表直前まで110.63円あたりで推移していましたが、発表直後円高な展開になり、110.42まで変動しました。その後少し値を戻しましたが、発表前を比べるとドル安な展開が続いています。

ユーロドル(くりっく365)-1分足

※チャートはフジトミの取引画面から

発表前は1.1713ぐらいの水準でしたが、ユーロ高な展開となり21時37分には1.1761までユーロ高が進みました。

続いて株式市場

日経225(くりっく株365)-1分足

※チャートはフジトミの取引画面から

発表直後の変動は35円と小動きでした。

NYダウ(くりっく株365)-1分足

※チャートはフジトミの取引画面から

日経225と比べるとはっきりと反応したのがNYダウです。発表前まで24300ポイント水準で推移していた相場は、発表と同時に動き出し、24414ポイントまで上昇しました。

最後にコモディティ市場

東京金2019年6月限-1分足

※チャートはフジトミの取引画面から

発表直後、それまでつけていた4457円から4463円まで6円上昇しましたが価格はすぐ元の水準に戻ってしまいました。
その後は穏やかな展開になっています。

東京原油2018年12月限-1分足

※チャートはフジトミの取引画面から

原油価格は米雇用統計にほとんど左右されませんでした。出来高をみても発表があったタイミングで目立った変化は確認できませんでした。


今回の雇用統計は昼間あった米中の関税問題の影響が大きかったからか、市場に与える影響は限定的でしたが、それでも株式、為替中心に価格変動が起きていました。

今後も雇用統計の内容に注目ですね。

特に3.8%から4.0%悪化した失業率。来月はどうなるのか。このあたりに注目したいですね。

それでは、今週も素敵な1週間になりますように。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。

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