皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
今日は、不動産価格の変動についてご案内します。
当社(フジトミ)のブログをご覧になっている方は、株価指数・FX・コモディティ投資がメインなお客様が多いのではないでしょうか。
株価の動き、為替の動き、金・原油といった国際商品の値動きについては日ごろからチェックされているので大体どうなっているのか良くご存知ですよね。
金融商品の値動き以外でチェックしておいた方が良いと考えられるのが「不動産」の価格です。
1990年台前半に起きた、日本のバブル崩壊は不動産価格の下落が原因だったと言われています。1990年に当時の大蔵省から通達された「土地関連融資の抑制について」が不動産価格下落のきっかけとなりました。
2008年9月15日に倒産したリーマン・ブラザーズ。その倒産をもたらしたのがサブプライム問題でした。サブプライムローンはプライム層(優良客)以下に位置づけされたサブプライム層にローン貸付をおこなったものの2007年ごろからおきた住宅価格下落が原因でサブプライムローンが不良債権化しました。
過去の例でみても不動産価格の下落が、株式市場・為替・コモディティなど他のマーケットに影響を与えた事例は何度もあります。
前置きが長くなってしまいましたが、不動産価格の推移を見て見たいと思います。
下のグラフは国土交通省発表の不動産価格指数の推移です。2010年平均を100とした際の価格変動を表したものです。最新の情報は平成29年11月のデータです。
全国の住宅総合は109.8ですがその内訳をみてみるとそのデータは偏っていることがわかります。住宅地の値は98.1、戸建住宅の値は101.6、そしてマンションは136.4です。
戸建住宅の価格は変動していませんが、マンション価格だけ上昇していることをデータが示しています。
購入した住宅を転売するのであればマンションのほうが有利ですが、転売せずに住み続けるのであれば戸建の方が安く手に入れられるようです。
しかしながらマンション価格だけが上昇している理由ってなんなのでしょうね。
不自然なグラフに見えてしまうのは私だけでしょうか。
今週もお疲れ様でした。
今週末はひな祭り。
楽しい週末をお過ごしください。
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