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2018年1月、東京・都心で降った大雪から考えるリスクマネジメント

2018.01.23

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皆様、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

昨日の雪、すごかったですね。スムーズに帰宅できましたか?

私の帰宅経路は、水天宮から半蔵門線で大手町まで行き、大手町から千代田線で代々木上原まで行きそこから小田急線に乗って帰るのがルートです。

雪だったので早めに帰宅しなければとは思っていましたが、気がつけば17時30分。水天宮から半蔵門線に乗ったものの、全然電車が進みません。アナウンスによると渋谷までのすべての駅に電車が停車しているため、前の列車が発進しない限り前に進めないとのことでした。

大手町

ノロノロと大手町にたどり着いて千代田線に乗換えようとしたのですが、ホームにはこれまで見たことがないほどの人、人、人・・・。

この段階で私の選択肢は次の2つでした。

①会社に戻って会社に泊まる。
②このまま家に帰る。

悩んだ末、②このまま家に帰る。を選択しました。

しばらくすると、千代田線に電車がやってきたので何とか満員の社内に乗り込みました。半蔵門線とは違い、千代田線はスムーズに進んでいましたのでこのまま帰れるなんて楽観的に考えていましたが、私の考えは甘く、ちょっと先の日比谷まで行くと30分ほど前に半蔵門線で聞いたアナウンスが流れてきました。「代々木上原まですべての駅に電車が止まっているため、前の列車が発進しない限り前に進めません。」
ノロノロ運転で、ちょっとずつ前に進み、表参道まできた段階で、まったく進まなくなり、10分以上停車していました。

この時点での私の選択肢は次の2つでした。
①満員の人を押しのけて電車からおり、会社に戻って会社に泊まる。
②進まない電車の中で耐え、家に帰る。

結局私は、「②進まない電車の中で耐え、家に帰る。」を選択しました。
車内で耐えていると電車は進みだし、乗換駅の代々木上原に到着しました。

ご存じない方のために説明しますが代々木上原駅は、小田急線と千代田線が交わる駅で新宿からの乗車客と大手町・表参道方面からの乗車客が交わる駅です。

東京メトロホームページの情報によると代々木上原の2016年度1日平均乗降者数は、268,742人です。JR新橋の乗車数が271,028人、JR秋葉原の乗車数が246,623人ですのでその規模の人が乗降する駅です。

新宿からほぼ満員で来た電車に千代田線から来た満員の人達が乗り込もうとしても乗れる訳がなく、代々木上原の駅は人で溢れていました。

代々木上原で何本か電車を見送っていると小田急線が止まったとのアナウンスが流れました。なんでも雪の影響で架線を切り替える機器にトラブルが発生したため全線で停止したのとアナウンスが流れました。

結局停止していた時間は、数分で、臨時で走った代々木上原始発の準急に乗れたので何とか家に帰ることができました。

昨日の帰宅で色々と学んだことがあります。
このような状態になった時に家に帰るのは危険な行為だということです。

幸い今回は、電車が完全に止まってしまうことはなく、ゆっくりですが、走り続けてくれましたが、仮に完全に止まってしまった時のことを想像すると恐ろしくなってしまいます。

もしも、帰宅途中で電車が止まってしまった場合は、その駅近辺で復旧するまで、またなければいけません。何万人もの人が一晩暮らせるようなスペースはありませんし、駅の外にでても近くのビジネスホテルや、マンガ喫茶などはすでに抑えられているでしょうから、後からやってきた帰宅難民が快適に過ごせるスペースはどこにもありません。

3.11の時は、歩いて家に帰りましたが、大雪が降っている中、革靴で長距離を歩くのには、無理があります。

私が利用した路線以外でも、パニック状態になっていたようです。

何百万人もの人が「②家に帰る」との選択をし、そのミッション達成に向けて動いていますので人の心理状況は、すこし普通ではなくなっているような気がします。

都内で働く何百万人の人が帰宅難民になった時のリスクを想像すると「帰らないで会社に泊まる」という選択肢はリスクマネジメントの観点からみればベストな選択肢ではないでしょうか。

次の災害時は、会社でリスク回避しようかとまじめに考える私です。

少し話がそれますが、当社で提供する取引所証拠金取引は、損得がはっきりしている取引なので、それに係るリスクは明文化され、解りやすくなっています。
価格変動リスク、レバレッジリスク、信用リスク、システム障害リスク、税制・法律等の変更リスク、金利変動リスク、流動性リスク、コンバージョンリスク、為替リスク、予想配当に関するリスク、ロスカットのリスク、情報リスクなどこんなリスクがありますと、文章で表されていますが、
「大雪の中、電車で帰って途中で電車が止まってしまった際にどんなリスクがあるのか」は明文化されていませんし、メディアも説明していませんでしたので、自分で考える必要があります。

最後に、積雪に関する情報

Weathernewsさんが公表している今の積雪がわかる積雪実況マップ(2018年1月23日3時時点)
積雪情報

出典:Weathernews(https://weathernews.jp/s/topics/201701/190025/

昨晩3時時点の情報では、東京、神奈川、埼玉のほとんどが青く染められており、平野部中心に積雪していたようです。

昨日から一転、今日は天気が良いですが、早く雪が解けて欲しいですね。

それでは、今日もいい一日になりますように。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。

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