皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
今日はNYダウ中心にくりっく株365の価格についてお話します。
すでに東京金融取引所のホームページや当社ホームページのお知らせにて何度もお伝えしているとおり、来週12月18日月曜日よりくりっく株365で取引されている海外株価指数での金利相当額の計算方法が変わります。
変更前(現在)の計算式は、「清算価格×100(円)×円金利(日銀政策金利)×(日数/365)」です。
くりっく株365市場には、NYダウ、DAX(r)、FTSE100ら3つの海外株価指数の取引がおこなえますが、金利相当額の計算式に組み込まれた「金利」は円金利でした。
式の中にそれぞれの海外株価指数が取引されている国の金利は組み込まれていないので、各国の金利動向は、くりっく株365市場の「配当相当額」に影響を与えることはありませんでした。
12月18日から金利相当額の計算式が変わります。
変更後の計算式は、「清算価格×100円×外貨金利(各対象指数の先物市場価格から取引所が算出する金利)×(日数/365)」です。
買いポジションを持っていた場合、配当相当額は受け取れますが、金利相当額は支払わなければなりません。これまでの計算式に組み込まれた金利は、円金利(日銀政策金利)でしたのでマイナス金利な状況下では、金利相当額は0円でした。
この状況が来週からガラッと変わります。
12月18日以降の式では、「外貨金利(各対象指数の先物市場価格から取引所が算出する金利)」が引かれることになります。
12月8日に東京金融取引所が発表した適用金利と金利相当額は次のとおりです。
適用金利 金利相当額
DAX(r) ・・・ 0.04% 1円/日
FTSE100 ・・・ 0.85% 17円/日
NYダウ ・・・ 2.35% 158円/日
来週以降、NYダウの買いポジションを保有していた場合、現時点の計算で1枚につき158円の金利相当額の支払いになります。
ちなみに現時点で計算した2018年のNYダウの配当利回りは2.25%でしたので、期待できる配当利回りと適用金利はほぼ相殺されることになりそうです。
これまで、配当相当額の獲得を目的としたトレードが成立していましたが現在の計算上では、今後は成立しない可能性があるのでご注意ください。
なお、今回の商品仕様変更によってNYダウ価格とくりっく株365の価格差が埋められる可能性があります。
ポジショントレーダーPROで計算した現在の価格差はつぎのとおりです。
くりっく株365NYダウ証拠金取引とNYダウの価格差
※チャートは『ポジション・トレーダーPRO』から
現時点で250円ほどの価格差があります。
来週以降、この乖離が埋められるかどうか・・・。
買いポジションをお持ちのお客様はご注意ください。
週の折り返し水曜日。
今日も張り切っていきましょー。
Good Luck!
このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。