皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。
アメリカではハリケーン「ハービー」が猛威を振い、多くの被害となってしまいました。
ハリケーンが上陸したのはテキサス州でした。特にテキサス州最大の都市であるヒューストン周辺では、24時間で610ミリもの雨が降り、冠水など甚大な被害が発生しています。
このハービー進行速度が非常にゆっくりで上陸後もヒューストン近辺に停滞しました。現在もテキサス州内に居座っているようなので、更なる降水量の増加も考えられ、この地域の産業、作物に影響を与えそうです。
テキサス州の産業として真っ先に思い浮かぶのが石油産業です。
北米の石油で有名なWTI原油は、West Texas Intermediate(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)の略で直訳すればテキサス州の西部で産出される軽質低硫黄原油との意味になります。
WTI原油の産地は、テキサス州とニューメキシコ州ですので、この付近には多くの製油所があることは容易に想像できます。
Google Mapで製油所を意味する「Refinery Oil」で検索した結果が次のMapです。
結構な数の製油所がヒットしました。
重要な設備ですのでちょっとやそっとのハリケーンでは壊れないような構造にはなっているでしょうが、精製されたガソリンなどは道路を使って運びますので、交通機関の乱れが流通にも影響を与えそうです。
なお、昨日のWTI原油は前日比0.13ドル安の46.44ドル取引を終了しております。今のところは価格に影響を及ぼしていないようです。
それでは、それ以外のマーケットです。
米ドル円(くりっく365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
昨日おきた北朝鮮の太平洋へのミサイル発射事件によって相場は急激な円高に動きましたが、直接的な「危機」に繋がらないと判断した投資家が多かったのか結果的には元のレンジに戻ってきました。
現在の値位置は8月23日高値、8月25日高値まで上昇後小休止との展開となっています。レンジ内の上値ラインをブレイクし110円の大台越えを目指すことができるかどうか。可能性としてはレンジ相場継続の方が高いでしょうか?
日経225(くりっく株365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
日経についても米ドル円相場と同様の展開になっています。ミサイル発射の危機感から下割れした相場もそのまま値崩れするような動きとはならず、東京証券取引所立会中もそれほど大きな混乱はない展開となりました。くりっく株365では夜間にかけて価格は上昇し、今日も8月19日からつづく横ばいレンジ相場継続となる可能性が高そうです。
東京金 6月限-60分足
※チャートは『FITS-取引画面』から
「地政学的リスク」この言葉に素直に反応したのがゴールドです。あっさりと4600円の大台に達しました。4600円の大台に達するのは2016年3月14日以来です。
その時の高値は2016年3月7日につけた4622円です。
高値の更新なるかどうか。
しばらくは北朝鮮情勢に振り回される相場展開になりそうです。
8月もあと2日です。
今日も張り切っていきましょー。
Good Luck!
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