皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
本日8月4日は8月の第1金曜日ですので、米・雇用統計発表日です。
事前予想では、失業率が前回の4.4%から0.1%改善し4.3%。非農業部門雇用者数は18.0万人増となっています。
過去1年間の数値は次のとおりです。
対象月 | 速報値 |
2016年7月 | 25.5 |
2016年8月 | 15.1 |
2016年9月 | 15.6 |
2016年10月 | 16.1 |
2016年11月 | 17.8 |
2016年12月 | 15.6 |
2017年1月 | 22.7 |
2017年2月 | 23.5 |
2017年3月 | 8.8 |
2017年4月 | 21.1 |
2017年5月 | 13.8(P) |
2017年6月 | 22.2(P) |
ご存じの方も多いとは思いますが、この米・雇用統計の数値には、速報値、改訂値、確定値の3つが存在します。
雇用統計の発表は「アメリカ合衆国労働省労働統計局」という国の機関がおこないます。
発表されたデータを見ると、数字の右側にカッコ書きで(P)との表記がされているものとそうでないものがあります。
この(P)は「preliminary」の略で直訳すれば「予備的な、準備の」などといった意味になります。
先月発表されたデータでは、6月と5月のデータには(P)のマークがついていますので、このデータは確定値ではないことを表しています。
毎月おこなわれる雇用統計発表の際注目されるのは、前月の非農業部門雇用者数の増減が何人だったのかですが、その発表と同時に、前々月のデータと前前々月のデータの修正がおこなわれています。
過去1年間の速報値と確定値の差分は次のとおりです。
速報値 | 確定値 | 差分 | |
2016年7月 | 25.5 | 29.1 | 3.6 |
2016年8月 | 15.1 | 17.6 | 2.5 |
2016年9月 | 15.6 | 24.9 | 9.3 |
2016年10月 | 16.1 | 12.4 | -3.7 |
2016年11月 | 17.8 | 16.4 | -1.4 |
2016年12月 | 15.6 | 15.5 | -0.1 |
2017年1月 | 22.7 | 21.6 | -1.1 |
2017年2月 | 23.5 | 23.2 | -0.3 |
2017年3月 | 8.8 | 5 | -3.8 |
2017年4月 | 21.1 | 20.7 | -0.4 |
2017年5月 | 13.8 | ||
2017年6月 | 22.2 |
ご覧のとおり、速報値と確定値を比較すると昨年の10月以降は、常に速報値の方が内容がよく、その後下方修正されていることが解ります。
これって偶然なのでしょうか?
それとも・・・!?
詳細なデータは労働統計局ホームページまたはフジトミの需給・各国経済指標ページよりご確認ください。
米・労働省労働統計局-外部リンク
https://data.bls.gov/timeseries/CES0000000001?output_view=net_1mth
需給・各国経済指標
https://www.fujitomi.co.jp/data/economics/#data3
それでは、マーケットです。
米ドル円(くりっく365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
トレンドは7月12日につけた高値114.51を起点とした下降トレンドに沿うような展開が続いていましたが、8月2日以降はラインからすこしづつ乖離する展開となっています。
8月1日の深夜、110.00円を割り込む場面があった後、ふたたび110円台に戻す展開になりました。110円ラインでの攻防があるのではないかと想定しましたが、そんなことはなくズルズルと大台を割り込んでしまいまいました。
移動平均線の位置関係も中期線が長期線を下回り形としてはデッドクロスとなっています。ふたたび114.51円を起点とした下降トレンドラインに近づくことになるのでしょうか。
日経225(くりっく株365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
今日も横ばいトレンド継続中です。値動きはものすごく狭いですが、よくよく見てみると変動はあります。
7月中旬以降の変動レンジは次のとおりです。
日付 | 変動幅 |
2017/7/17 | 150 |
2017/7/18 | 176 |
2017/7/19 | 89 |
2017/7/20 | 143 |
2017/7/21 | 170 |
2017/7/24 | 120 |
2017/7/25 | 173 |
2017/7/26 | 110 |
2017/7/27 | 218 |
2017/7/28 | 111 |
2017/7/31 | 95 |
2017/8/1 | 126 |
2017/8/2 | 102 |
2017/8/3 | 108 |
7月19日は89円、7月31日は95円と100円未満でしたがそれ以外の日は、100円以上の値動きがあったようです。
小さな値動きをきちんと取っていけるかどうか。
そのあたりがポイントとなりそうです。
東京金 6月限-60分足
※チャートは『FITS-取引画面』から
昨日の朝時点では7月14日4427円を起点とした上昇トレンドをキープしていましたが、日中立会中にズルズルと価格はさがり、トレンドラインを割り込む結果となってしまいました。
移動平均線をみると日付が8月3日に変わったタイミングで中期線が長期線を下回るデッドクロスが発生していましたので、結果的に移動平均線によるテクニカル分析が正しく機能していたと言えます。
シンプルな判断材料ですが、シンプルなものほど多くの投資家の目に触れやすく結果的に相場変動にも影響を与えやすいのかもしれません。
問題はここからどう変動するか。
前回安値である4465円を下回る水準を目指すのでしょうか。
色々なパターンが考えられる悩む相場展開ですね。
ということで、今晩は米雇用統計の発表があります。
為替相場中心に大きく動く可能性もありますのでご注意を・・・。
あっという間の金曜日。
今日もハッピーな一日になりますように。
Good Luck!
このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。