皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
先週末に発表された米雇用統計、結果は前月比で22.2万人増と市場予想の17.8万人大きく上回る結果となりました。
雇用者数の増減は、次回のFOMC(米連邦公開市場委員会)に影響を及ぼすと思いますが、今回の雇用者数の増加は、7月25日から26日に予定している、次回FOMCの利上げ決定の後押し材料となるのでしょうか。
同時に発表された失業率は、4.4%と先月よりは0.1%悪化したものの依然として4%台前半の低い失業率を維持しています。
雇用面の数値からは、利上げの可能性が高いと言えそうな雰囲気です。
そしてもう一つ、大きなイベントがありました。それがG20です。内容は、パリ協定から離脱表明したアメリカとそれ以外の参加国の間に地球温暖化対策に対する溝が露呈した結果となってしまいました。
良くも悪くも世界経済は、アメリカ中心に動いていることを改めて実感させられる。そんな週末の出来事でした。
この後もアメリカ経済の動向に左右されるマーケットが続きそうです。
それでは先週末の値動きを見ていきましょう。
米ドル円(くりっく365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
先週末のブログ更新以降、前回高値の更新に成功したのが7日(金曜日)の10時台でした。雇用統計の発表まではまだ11時間ほど時間がある中で急激な値動きとなりました。
このような発表前に値段が動く展開は、今回が初めてではありません。
ここ最近では、前回のFOMC政策金利発表のあった6月15日の値動きが記憶に新しいのではないでしょうか。
米ドル円(くりっく365)-5分足(2017/06/15)
※チャートは『e-profitFX with株365』から
結果的には政策金利を1.00%から0.25%引き上げて1.25%となった訳ですが、米ドル円レートが動いたのはその発表があった時間よりも約6時間前でした。
今回の米ドル円が動いたのは10時台でしたので、重要指標の発表とは無関係な時間の変動だったようです。
114円台まで上昇した米ドル円相場。このまま上値更新のローテーションが繰り返されるのでしょうか。
日経225(くりっく株365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
上値を徐々に切り下げるディセンディングトライアングルを形成する中、下値ラインを割り込んでしまいました。
下値更新後、そのまま一気に価格下落となることはなく、ふたたびレンジ内に戻ってきましたので意識されているのは上値だけで、下値については、無警戒な展開とも考えられます。
相場展開が、6月29日の高値を起点とした上値を結ぶラインと、それと並行するチャネルラインとの間で動いていると考えるのが一番無理が無い見かたと言えるでしょうか。
東京金 4月限-60分足
※チャートは『FITS-取引画面』から
6月26日の安値4436円を下抜けてしまいました。いつもチャートで使用している4月限は5番限月で先限は6月限ですが、6月限でも4429円まで下がってしまっていますのでどちらで見ても前回安値である4436円は下抜けてしまったようです。
60分足では、動きが捉えにくいので日足を用います。
東京金-日足
※チャートは『ポジション・トレーダーPRO』から
6月26日の安値4436円を下抜けてしまいました。いつもチャートで使用している4月限は5番限月で先限は6月限ですが、6月限でも4429円まで下がってしまっていますのでどちらで見ても前回安値である4436円は下抜けてしまった計算になります。
先週末につけた安値4436円は、ほぼ平行線上にあるこれまでの安値を割り込んでいますので、現在の価格は3月中旬以来の安値となります。
この後新安値となるのであれば、3月15日につけた4403円を下回ることになりますが、その前に4カ月間キープされている現在の横ばいレンジ相場の「壁」が立ちはだかるはずです。
数十円の話ですが、今後の展開を左右する大切な数十円だと言えそうです。
7月も第2週。
今週もハッピーな1週間になりますように。
Good Luck!
このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。