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日経平均反発も 円高基調が重荷
- 2016/09/13
- アジアタイム
米株式市場は反発。S&P500種株価指数は前営業日比1.5%高の2159.04で取引を終え、NYダウは239.62ドル(1.3%)上げて18325.07ドルで終えた。ブレイナードFRB理事が金融緩和の解除は慎重に進めるべきだとし、予防的な利上げを迫られる状況ではないとの発言を好感した。アトランタ地区連銀のロックハート総裁やミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁も、政策金利を緊急に引き上げる必要性はないと示唆した。
NYMEXのWTI先物10月限は前営業日比41セント(0.9%)高い1バレル=46.29ドルで取引を終了した。米株が前週末の大幅安から反発したことや、ドルが主要通貨に対して下落したことが原油買いを誘発させた。
米ドルは主要通貨に対して下落。ブレイナードFRB理事のハト派的な発言を受け、20─21日のFOMCでの利上げ観測が後退したことが嫌気された。
OSE225先物ナイトセッションは、OSE比130円高の16670円で終え、売買高は2万2237枚だった。CME225先物(円建て)の清算値はOSE比115円高の16655円、売買高は6万枚を超えた。本日の日経平均は、前日のブレイナードFRB理事のハト派発言を受けて米株が反発したものの、早期利上げ観測の後退を受けてドル円が101円台での推移となっていることから寄り付き後は一進一退の展開が想定される。国内では目立った経済指標の発表は予定されていないが、海外では8月の中国の小売売上高など中国関連の指標の発表が相次ぐ。引き続き為替動向を睨みながらの展開か。
【買い材料】
・日銀のETF買入れによる需給下支え
・米国株式市場-大幅反発 当局者の発言を受け早期利上げ観測が再び後退
・NYダウ上昇(18325.07、+239.62)
・ナスダック上昇(5211.89、+85.98)
・NY原油先物-反発 ドル安を好感、株高も下支えに(46.29、+0.41)
・CME225先物は大阪取引所比でで上昇(16655、+115)
・恐怖指数VIXは15.16、前日比低下
・首相、「農業改革を予断なく進める」
・7月機械受注4.9%増
【売り材料】
・米利上げ時期を巡る強弱感対立
・欧州株式市場-続落 米利上げ意識した世界的株安に連れる
・NY為替-ドル軟調 FRB理事は利上げに消極的 101円85-95銭
・北朝鮮、追加実験の準備整う
・上海指数、1ヶ月ぶり安値
【その他注目点】
・休場:インド
・20年国債入札
・米10年国債入札
・超長期金利、日米欧で上昇
・経産省、自動運転5台に1台へ2030年目標
・米大統領選、クリントン氏に健康問題
・米債券市場-反発 米利上げ期待が後退
・欧州債-続落 英長期金利は7/1以来の高水準
・NY金先物-続落 米利上げへの警戒感続く
・CRB指数-小幅上昇 天然ガス、ガソリンが上昇 綿、オレンジジュースが下落
・EU離脱申請前にガイドラインを公表=英担当相
・キャメロン前英首相が下院議員を辞職
・ブレイナードFRB理事
「緩和策の解除には引き続き慎重さ必要」
「先手を打つような予防的な利上げは説得力を欠く」
「さまざまな理由で経済は予測を下回った」
「潜在成長率は一貫して予想を下回っている」
「データは労働市場にたるみが残存していることを示唆」
08:50 法人企業景気予測調査(7-9月)
08:50 マネタリーサーベイ(7月、日本銀行)
10:00 営業毎旬報告(9月10日現在、日本銀行)
16:00 ソニーのプレイステーションカンファレンス(国内販売戦略発表)
17:00 日本銀行が保有する国債の銘柄別残高
17:00 日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額
11:00 中・鉱工業生産指数(8月)
11:00 中・小売売上高(8月)
11:00 中・固定資産投資(8月)
17:30 英・消費者物価コア指数(8月)
17:30 英・生産者物価産出コア指数(8月)
18:00 独・ZEW期待調査(9月)
21:00 ブ・小売売上高(7月)
27:00 米・財政収支(8月)
《決算発表》
土屋ホールディングス、ファーマフーズ、神戸物産、ジェネレーションパス、稲葉製作所、ジャパンミート、はてな、ジャストプランニング、サクセスホールディングス、ウエスコホールディングス、ツルハホールディングス、石井表記、ヤーマン、サンオータス、TASAKI、ナイガイ、オーエスなど
場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740