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日経平均は続落、日銀緩和に不透明感

  • 2016/09/08
  • フジトミ証券
  • アジアタイム

 日経平均株価は小幅に続落し、前日比53円67銭(0.32%)安の1万6958円77銭で取引を終了した。日経先物9月限は続落し、50円安の16940円で終え、売買高は3万4190枚だった。限月間スプレッド取引は2万3895枚あり、期近の売買高の約7割を占めた。期先の12月限の売買高が4万7592枚となり、限月交代となった。前場の東京株式市場は、明日のメジャーSQを前に方向感に欠ける展開だったが、午後の日銀の中曽宏副総裁の都内での講演をきっかけに売りが優勢となった。大引けにかけてはドル円、日経先物共に下げ渋る動きとなり、OSE225先物は16980円まで戻した。東証大引けでは日経型インデックスが16万株、加重型も数百億円入った模様だ。
 中曽副総裁は在日米国商工会議所の講演で、マイナス金利政策の副作用として、金融機関の収益圧縮や人々のマインドに与える悪影響などについて言及。9月の金融政策決定会合で実施する「総括的検証」について「緩和の縮小という方向の議論ではない」とし「マイナス金利を深掘りはできないという一律の考えは採りえない」とも見解を述べた。市場の一部では日銀の緩和策の一つとして外債購入が取り沙汰されていたが、間接的に外債購入策に否定的な考え示し、為替に直接働きかける手段を否定した。また、市場では、日銀の「総括的検証」についての政策委員間の意見をまとめきれるかどうかを懸念する見方も再び台頭した。
 JPX日経インデックス400も続落し、終値は前日比48.96ポイント(0.40%)安の1万2070.28となった。TOPIXも続落し、3.58ポイント(0.27%)安の1345.95で取引を終了した。東証1部の売買代金は2兆1925億円、売買高は16億7242万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は923、値上がりは860、変わらずは190銘柄だった。

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