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日経平均株価17000円を維持 日銀のETF買い入れ観測や年金資金流入観測で
- 2016/09/07
- アジアタイム
日経平均株価は3営業日ぶりに反落して、終値は前日比69円54銭(0.41%)安の1万7012円44銭で取引を終えた。東京為替市場でも円高ドル安となったが、年金資金流入観測や日銀の上場投資信託(ETF)買い入れ観測などで、日経平均は心理的な節目の1万7000円台を維持した。海外市場では、米供給管理協会(ISM)の8月非製造業部門総合指数(NMI)が51.4と、およそ6年半ぶりの低水準となったことで、米早期利上げ期待が一段と後退し、ドルが主要通貨で大幅下落した。産経新聞が「日銀が20~21日の金融政策決定会合で実施する『総括的な検証』で、『統一見解』のとりまとめに難航していることが6日、分かった」と報じたことを材料に、海外ファンドからストップロスを狙ったドル売り観測も東京為替市場では出ていた。今後、20日、21日の米FOMCまで米経済指標に振らされる展開が続き、為替や日本株市場は不安定になる可能性もある。
JPX日経インデックス400は8営業日ぶりに反落し、前日比41.32ポイント(0.34%)安の1万2119.24で取引を終了。TOPIXは6営業日ぶりに反落し、前日比3.05ポイント(0.2%)安の1349.53で終えた。東証1部の売買代金は2兆1267億円、売買高は19億1584万株、値下がり銘柄は746、値上がりは1054、変わらずは173となった。
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