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日経平均17000円の攻防か!?
- 2016/09/06
- アジアタイム
米国市場が休場となるなか、欧州主要株式市場は上値の重い展開だった。金融株が軟調に推移。ドイツ銀行がRBSの株価格付けを「中立」→「売り」に引き下げたことが影響して、ロンドン市場でRBSが3%超の下落となった。OSE225先物9月限ナイトセッションは、OSE比変わらずの17030円で終え、売買高は1万4660枚だった。この取引のうち限月間スプレッド取引が9777枚あり、実際の取引はかなりの薄商いだった。GLOBEXのCME225時間外取引は東部時間13時まで時間を短縮して行われた。CME225先物(円建て)のラストトレードは17035円でOSE日中比5円高となった。本日の日経平均は、ドル高・円安基調に一服感が出ていることから17000円を挟んだもみ合いが予想される。本日は、為替相場と30年債入札を受けた債券相場の動向を睨みながらの展開となりそうだ。東証一部の時価総額が496兆円となり、500兆円の大台を維持できなかったことで上値の重さはあるものの、200日線(17014円)を維持して終えたことはポジティブに受けとめられる。
6日の米市場では、は8月の米労働市場情勢指数(LMCI)と米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数の発表が予定されている。非製造業景況感指数も前月から低下するようなら米景気回復の減速が意識され、米FRBの利上げ観測の後退につながる可能性がある。
【買い材料】
・日銀のETF買入れによる需給押し上げ期待
・日経平均は3ヶ月ぶり17000円回復
・JASDAQ 1ヶ月ぶり高値、個人売買が活発
・CME日経225先物(17035、+5)
【売り材料】
・米利上げ時期を巡る強弱感対立
・北朝鮮ミサイル発射、再び経済水域に
・米市場休場で海外勢の資金流入限定的
・欧州株式市場-小反落 先週末大幅反発の反動も
・ムーディーズ「スペイン、再選挙の影響で改革が遅れるリスク」
【その他注目点】
・米国株式市場-レーバーデーのため休場
・NY為替-NY市場休場で動意薄、ドル円は103円前半
・東アジア首脳会議(ラオス・ビエンチャン ~9/8)
・30年国債入札
・オバマ大統領、任期中にTPP議会承認目指す決意
・G20声明
「(為替)過度な変動・無秩序な動きは経済や金融の安定にとって悪影響」
「(英・EU離脱後も)緊密なパートナーであることを望む」
・露エネルギー相 「石油生産量凍結に参加する準備はできている」
11:00 車名別新車販売(8月)
14:00 移動電話国内出荷(7月)
13:30 豪・オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)政策金利発表
14:45 スイス・GDP(4-6月)
15:00 独・製造業受注(7月)
16:15 スイス・消費者物価指数(8月)
18:00 欧・ユーロ圏GDP確定値(4-6月)
18:30 南ア・GDP(4-6月)
23:00 米・労働市場情勢指数(8月) 1
23:00 米・ISM非製造業景況指数(8月)
《決算発表》
くらコーポレーション、アドバンス・レジデンス投資法人、イーブックイニシアティブジャパン、アイル、ナトコ、OSGコーポレーション、きんえいなど
場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740