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注目されるファミリーマートと日経平均の動向
- 2016/08/26
- アジアタイム
米国株式市場は、本日のイエレンFRB議長の講演を前に様子見ムード台頭し、小幅安。S&P500種株価指数は前日比0.1%下落して2172.47で取引を終了した。NYダウは前日比33.07ドル安の18448.41ドルで終えた。寄り前に発表された先週の新規失業保険申請件数はほぼ市場の予想通りで、7月耐久財受注は市場予想を上回る伸びとなった。8月マークイットサービス業PMIはほぼ予想通り。一方で、欧州市場で主要指数が軒並み安となった。STOXXヨーロッパ600指数は0.84%安下落。イエレン議長の講演を前に、警戒感が広がりポジション調整の売りが優勢となった。特に鉱業株の下落が目立ち、グレンコア・エクストラータが前日比2%超の下落となった。 OPECの非公式会議にイランが参加するとの報道を受けて原油相場は反発。NYMEXのWTI先物10月限は前日比56セント(1.20%)高い1バレル=47.33ドルで取引を終了した。
GLOBEXのCME225先物9月限(円ベース)の清算値は前日比35円安の16505円、同日の大証終値(16520円)比15円安だった。出来高は32456枚。本日の日経平均は、イエレンFRB議長の講演を控え様子見ムードが台頭すると想定されるが、大引けでの額面50円でそのまま採用されたファミリーマート(8028)を日経平均株価に採用するリバランスの動きには注意が必用だ。日経平均株価構成比で10番目に高い値がさ株が入り、ファミリーマート買いと日経平均(現物指数・先物)を売るリバランスが発生する。一方で、既にETF構成の中で先行してファミリーマートを組み込んでいるファンドの動向にも注意が必用である。双方のぶつかり合いに注目が集まる。
【買い材料】
・日銀のETF買入れによる需給押し上げ期待
・事業規模28兆円超の経済対策の効果
・金融庁、信用取引の規制緩和検討
・NY原油先物-反発、イランが価格安定化に前向きとの報道で(47.33、+0.56)
・米7月耐久財受注+4.4%(予想+3.4%)
【売り材料】
・米国株式市場-小幅続落 様子見姿勢のなかヘルスケアの続落が重し
・NYダウ下落(18448.41、-33.07)
・ナスダック下落(5212.20、-5.49)
・欧州株式市場-下落、ヘルスケアの下げが目立つ
・CME225先物は大阪取引所比で下落(16505、-15)
・恐怖指数VIXは13.63、前日比上昇
・海外勢2週ぶり売り越し
【その他注目点】
・米カンザスシティ連銀主催のジャクソンホール会合でイエレンFRB議長が講演
・NY為替-調整主体、関連市場の動意にも反応薄 100円55-65銭
・米債券市場-続落、イエレンFRB議長の講演に警戒感
・欧州債-続落、米地区連銀総裁のタカ派発言に反応
・NY金先物-続落 原油価格の回復や良好な米指標結果を受け
・CRB指数-反発 砂糖、天然ガスが上昇 大豆、ニッケルが下落
・イタリア中部地震 死者は250人に=25日午後
・アフリカでの地熱発電開発で日米が覚書
・ジョージ米カンザスシティー連銀総裁
「米経済成長率は今年2%に達すると予想」
「下期の米経済は3%の成長も可能」
「金利を動かす時が来ているが、段階的な利上げが適切」
・ザリフ・イラン外務相
「石油市場における地位に関してコレア・エクアドル大統領と会談を行った」
・年金積立金の運用成績(4-6月)
08:30 消費者物価コア指数(7月)
14:00 基調的なインフレ率を捕捉するための指標(日本銀行)
17:00 欧・ユーロ圏マネーサプライ(7月)
17:30 英・GDP改定値(4-6月)
21:30 米・GDP改定値(4-6月)
《決算発表》
ラクーン、エイチ・アイ・エスなど
《米決算発表》
ブラウン・フォーマンなど
場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740