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為替相場を睨みながらの展開か!?
- 2016/08/24
- アジアタイム
米国株式市場は上昇。S&P500種株価指数は前日比0.2%上げて2186.90取引を終了。NYダウは17.88ドル(0.1%)高の18547.30ドルで取引を終え、ナスダック総合指数は0.3%高となった。寄り付き後に発表された8月マークイット製造業PMIはほぼ市場の予想通りとなったが、リッチモンド連銀製造業指数は市場予想に反して下落となった。7月新築住宅販売件数は前月比減少の市場予想に反して上昇となり、2007年10月以来の水準に急増。ハイテク株でアップル が0.3%、シスコシステムズ が1.1%上昇するなど全般的に買われ、S&P指数を押し上げた。原油先物市場はイランが原油価格の支援に向けた協調行動に同意する可能性を示していると報道されたことをきっかけに上昇し、株価上昇の支えとなった。NYMEXのWTI先物10月限は前日比69セント(1.46%)高い1バレル=48.10ドルで終了。一時は1.7%下落する場面もあった。
NY為替市場ではドルが円に対し3営業日ぶりに下落となった。26日のイエレン米連邦準備制度理事会議長の講演を控え、米金融引き締めの見通しを見極めようとする動きが市場に広がった。
欧州市場で主要指数は軒並み高となった。STOXX600は0.93%高で取引を終了。マーキットのユーロ圏8月PMI(速報)が前月の確定値比+0.1pt
の53.3となり7カ月ぶりの高水準に回復したことが好感が好感された。ジェフリーズが投資判断を引き上げたことで、豪英資源大手BHPビリトンが4.40%高、グレンコア・エクストラータが2.96%高となり、賑わった。
CME225先物(円ベース)の清算値は前日比5円安の16540円。同日の大証終値(16510円)比30円高だった。出来高は30495枚。本日の日経平均は、週末の日経リバランスとジャクソンホールを控え、買いが優勢で始まった後は、引き続き為替相場を睨みながらの展開が想定される。朝方のGLOBEXの時間外取引でCME日経先物が日本時間7時の取引再開から42分間、約定していなかった。
【買い材料】
・日銀、ETF買入れによる需給押し上げ期待
・事業規模28兆円超の経済対策の効果
・米国株式市場-ダウ、S&P500が3日ぶりに反発 NASDAQ総合は最高値を更新
・NYダウ上昇(18547.30、+17.88)
・ナスダック上昇(5260.08、+15.48)
・米7月新築住宅販売件数65.4万件〔予想 58.0万件〕(前回発表値 59.2万件)
・欧州株式市場-反発、金融関連株の上昇目立つ
・NY原油先物-反発、イランが価格安定に前向きと伝わる(48.10、+0.69)
・CME225先物は大阪取引所比で上昇(16540、+30)
・米ベストバイ 2Q(5-7月)決算は利益が予想大きく上回り株価は19.6%上昇
・フィンテック、バイオ関連など物色意欲旺盛
・中国スマホ決済が急拡大
【売り材料】
・米8月リッチモンド連銀製造業指数 -11〔予想 -〕(前回発表値 +10)
・恐怖指数VIXは12.38、前日比上昇
・北朝鮮、潜水艦ミサイル発射
【その他注目点】
・NY為替-ドル安一服、ドル円は100円前半で底堅い 100円25-35銭
・トルコ中銀 政策金利を7.50%に据え置き
・米債券市場-小反落、米株高や原油急騰を材料視
・欧州債-続伸、BOEの買い入れは低調
・NY金先物-小反発 原油価格の急騰で上げ幅削る
・CRB指数-反発 オレンジジュース、天然ガスが上昇 小麦、トウモロコシが下落
・ロシア・ドイツ・フランス ウクライナ情勢を討議することで合意
・北朝鮮 東部沖の潜水艦から弾道ミサイルを発射-韓国軍
・米テスラ・モーターズ 世界最高の加速力を持つ大容量充電池を発表
07:45 NZ・貿易収支(7月)
15:00 独・GDP改定値(4-6月)
17:00 南ア・消費者物価指数(7月)
17:00 欧・ユーロ圏製造業PMI速報値(8月)
17:00 欧・ユーロ圏サービス業PMI速報値(8月)
17:00 欧・ユーロ圏総合PMI速報値(8月)
20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)
21:00 ブ・拡大消費者物価指数(IPCA-15)(8月)
22:00 米・FHFA住宅価格指数(6月)
23:00 米・中古住宅販売件数(7月)
米5年国債入札
《決算発表》
JHRなど
《米決算発表》
HP、PVHコープなど
場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740