米国株式市場はマチマチ。Ｓ＆Ｐ500種は前営業日比0.1％下げて2182.64で取引を終了。NYダウは23.15ドル（0.1％）安の18529.42ドルで終え、ナスダック総合指数は0.1％高となった。米製薬大手ファイザーががん医薬品企業の米メディベーションをおよそ１４０億ドルで買収すると発表したことを好感しバイオ関連株に買いが先行し、原油安を受けたエネルギー関連株の売りが相殺する格好となった。21日にはフィッシャーＦＲＢ副議長が、米経済は完全雇用と２％の物価上昇率というＦＲＢの目標に近づいていると述べ、年内利上げ観測が強まった。
　ＷＴＩ先物10月限は1.70ドル（3.5％）下げて47.41ドルで取引を終了。イラクが輸出を拡大する計画を明らかにしたことやナイジェリアでは武装組織が敵対行動を停止して政府と交渉する意向を示したことが材料視された。
　NY為替市場ではドルが上昇。フィッシャーFRB副議長が米経済は金融当局の掲げる目標の達成に近づいていると述べたことが為替市場では好感された。
　前日のOSE225先物9月限ナイトセッションは、OSE比50円安の16520円で終え、売買高は1万3201枚だった。CME225先物(円建て)の清算値はOSE比25円安の16545円、売買高は3万枚台とやや低調で終わった。26日のｲｴﾚﾝ議長の講演を控えてﾄﾞﾙ指数はやや下げ渋ってはいるものの、ドル円は100円30銭近辺での推移で、日経平均は16500円を挟んでの展開が想定される。ｻﾞﾗ場のｻﾎﾟｰﾄレベルは基準線(16405円)、レジスタンスは転換線(16680円)が意識されるところだ。黒田日銀総裁がFinTechﾌｫｰﾗﾑであいさつを行う。「総括的な検証」についての何らかの見解を示すか、一応注目。

【買い材料】

・日銀、ETF買入れによる需給押し上げ期待
・事業規模28兆円超の経済対策の効果
・ナスダックは上昇（5244.60、+6.23）
・米ファイザー バイオテクノロジーのメディベーションを140億ドルで買収へ
・フィンテック関連など物色意欲旺盛

【売り材料】

・売買代金低水準
・ＮＹダウ下落（18529.42、-23.15）
・欧州株式市場－続落、原油安を眺めながらマイナス圏に
・NY原油先物－8営業日ぶり反落、一時47ドル割れも（47.05、-1.47）
・米マラソン・オイル6.7％安、CFOが辞任
・NY為替－小動き、米株安・債券高への反応薄い　100円35-45銭
・CME225先物は大阪取引所比で下落（16545、-25）
・恐怖指数VIXは12.27、前日比上昇
・北朝鮮 プルトニウム生産再開の模様－国際原子力機関（IAEA）
・REIT指数、2ヶ月ぶり安値

【その他注目点】

・米国株式市場－まちまち　週末のイエレンFRB議長講演を控え様子見続く
・22日の人民元の対ドル基準値は、1ドル＝6.6652元
・20年国債入札
・米債券市場－反発、イエレンFRB議長の講演控え様子見も
・欧州債－反発、独10年債利回りは15日以来の低水準
・NY金先物－続落　週末のイエレンFRB議長の講演を警戒
・CRB指数－反落　天然ガス、コーヒーが上昇　ココア、原油が下落

・ソニーと東京電力、IoTで提携
・「ポケモンGO」、高い継続率

13:00　　黒田日銀総裁がFinTechフォーラムであいさつ　　　　
17:00　　日本銀行が保有する国債の銘柄別残高　　　　
17:00　　日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額　　　　

10:45　　中・MNI企業景況感指数(8月)　　　　
15:00　　スイス・貿易収支(7月)　　　　
16:30　　独・製造業PMI(8月)　　
16:30　　独・サービス業PMI(8月)　　
16:30　　独・総合PMI(8月)　　
20:00　　トルコ・中央銀行が政策金利発表　
22:30　　ブ・経常収支(7月)　　　
22:30　　ブ・海外直接投資(7月)　　　　
22:45　　米・製造業PMI(8月)　　
23:00 米・8月リッチモンド連銀製造業指数
23:00　　米・新築住宅販売件数(7月)　　
23:00　　欧・ユーロ圏消費者信頼感指数速報値(8月)　
　　　　 7月北米半導体製造装置BBレシオ
米2年国債入札　

《決算発表》

INV、ヤガミなど

《米決算発表》

ベストバイ、インチュイト、JMスマッカーなど

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