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【海外商品市況】週明けにNY金・NY白金は続落

  • 2024/10/01
  • 田澤

(NY貴金属)
30日のNY金は、続落。NY金の期近12月限は、前週末比8.7ドル安の2659.4ドル、NY白金の期近1月限は、同30.9ドル安の991.1ドル、NY銀の期近12月限は、同35.8セント安の3145.8セント。
週明けのNY金は、引き続き利益確定の売りを背景に続落した。NY金の12月限は、序盤に2687.7ドルまで反発した。しかし、NY金の反発は一時的な動きとなり、その後は欧州取引時間帯に為替がドル高・ユーロ安方向に進むと、NY金は利益確定の売りが台頭して2646.2ドルまで崩れた。下落局面では、米国の長期金利の上昇もNY金の圧迫要因となった。ただ、安値をつけてからのNY金は下げ一服の展開となり、引けにかけて2655ドル前後まで下げ幅を縮小した。
週明けのNY白金もNY金と同様に利益確定の売りによって大幅続落した。NY白金の1月限は、序盤に1020.4ドルまで反発した。しかし、NY白金の反発は一時的な動きとなり、その後は為替がドル高・ユーロ安方向に進むと、NY白金は982.1ドルまで大幅続落した。ただ、安値をつけてからのNY白金は下げ一服の展開となり、引けにかけては991ドル前後まで戻した。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金1月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
30日のWTI原油は、小幅安。WTI原油の期近11月限は、前週末比0.01ドル安の68.17ドル、北海ブレント原油の期近11月限は、同0.21ドル高の71.77ドル。RBOBガソリンの10月限は、同0.91セント高の196.21セント、NYヒーティングオイルの期近10月限は、同0.09セント安の213.18セント。
週明けのWTI原油は、売り買い交錯する中、清算値ベースで小幅安となった。WTI原油の11月限は、序盤に中東情勢の悪化を警戒した動きによって69.32ドルまで上昇した。米国の主要メディアは、イスラエル軍がレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師の殺害に続き、レバノン南部へ地上侵攻の準備を進めていると報じている。また、レバノンのヒズボラの拠点を確認するために、イスラエル軍は小規模ながらレバノン領内へ一時侵入したとされている。このイスラエルとヒズボラの戦闘の激化によって、中東の治安悪化によるエネルギー供給混乱が警戒されている。しかし、その後のWTI原油は、為替のドル高基調や中国のエネルギー需要の鈍化懸念を背景に67.57ドルまで崩れた。この日発表された中国の9月製造業購買担当者景況指数(PMI)は49.8となり、景気の拡大・縮小の節目となる50を5カ月連続で下回った。この弱気な結果となった中国PMIを受けて、市場では中国の景気先行き懸念によるエネルギー需要の鈍化が連想された。ただ、WTI原油の下振れは限定的となり、引けにかけては68ドルを中心としたレンジで推移した。

WTI原油期近11月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
30日のシカゴコーンは、続伸。シカゴコーンの中心限月12月限は、前週末比6.75セント高の424.75セント。
週明けのシカゴコーンは、米国の四半期在庫の結果を受けて続伸した。シカゴコーンの12月限は、序盤は417セントを中心としたレンジで推移した。しかし、その後は米国の四半期在庫の発表を受けて427.75セントまで続伸した。この日発表された米国の四半期在庫は、17億6000万ブッシェルとなり前年比29%増加したが、市場の予想平均となる18万4400万ブッシェルを下回った。また、上昇局面ではハリケーン「ヘリーン」の上陸に伴う広範囲の降雨の影響によって、米コーンベルトの一部地域の収穫遅れ観測もシカゴコーンの支援材料となった。ただ、高値をつけてからのシカゴコーンは上げ一服の展開から、引けにかけて424セント台まで上値を切り下げた。

シカゴコーン期近12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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