（貴金属市場）
２５日の金標準は、８営業日連続の上昇。金標準の中心限月８月限は前日比５８円高の１万２９８７円。
昨日の夜間立会の金標準８月限は、序盤にＮＹ金の下押しによって１万２１７４円まで下落した。しかし、その後はＮＹ金の上昇によって金標準も買い直されると、１万２３０７円まで上値水準を切り上げた。ＮＹ金の１２月限は、２６４７．１ドルまで下押しした後、中東情勢の悪化を警戒した安全資産の買いによって２６８９．４ドルまで史上最高値を更新した。
日中立会は、ＮＹ金が２６９４ドルドル台まで再び最高値を更新すると、金標準は１万２３４３円まで上げ幅を拡大した。しかし、その後はＮＹ金の上げ一服と為替の円高方向に動きによって、金標準は１万２６０円台まで上値を切り下げた。ただし、引けにかけては１万２２８０円台まで買い直された。
日中のＮＹ金は、２６９４．８ドルまで最高値を更新した後、２６７８ドル台まで上げ幅を縮小している。ＮＹ金は、連日の最高値更新による高値警戒感が強まっていることから、目先の下押しが懸念される。ただ、米国の追加利下げ観測や中東情勢の悪化が、引き続きＮＹ金の支援材料になると見られており、下押し局面では買い拾われる動きが予想される。金標準も２０２４年７月１９日以来の１万２３００円台まで上昇して、高値警戒が強まっている。ただ、ＮＹ金の強調地合いは今後も続く見通しから、金標準も高値圏での動きが予想される。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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