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【海外商品市況】NY金は、連日の史上最高値を更新
- 2024/09/21
(NY貴金属)
20日のNY金は、大幅続伸。NY金の期近12月限は、前日比31.6ドル高の2646.2ドル、NY白金の期近10月限は、同12.5ドル安の981.9ドル、NY銀の期近9月限は、同8.2セント高の3150.5セント。
週末のNY金は、米国の利下げと中東情勢の悪化懸念を背景に史上最高値を更新した。NY金の12月限は、為替のドル安・ユーロ高基調を背景に序盤から買いが先行した。米国は、今週の米FOMC(連邦公開市場委員会)で政策金利を0.5%引き下げた。この米国の利下げによって、為替がドル安・ユーロ高基調に進みNY金は買われる動きを継続している。その後もNY金の上昇基調は続き、米国取引時間帯に追加の利下げ観測と中東情勢の悪化懸念によって、NY金は2651.0ドルまで史上最高値を更新した。この日ウォラー米FRB(連邦準備制度理事会)理事はCNBCテレビのインタビューで、経済指標が予想通りなら『年内2会合では0.25%の連続利下げが見込まれるが、経済指標次第では0.5%引き下げる可能性もある』と発言した。このウォラー米FRB理事の発言によって、年内の追加利下げ観測が台頭した。また、イスラエル軍は20日にレバノンの首都ベイルートを空爆したと発表した。一方、イスラム教シーア派組織ヒズボラもイスラエルにロケット弾150発以上を撃ち込んだとされている。このイスラエルとヒズボラの対立に激化によって、中東情勢の悪化懸念が警戒された。
一方。NY白金は、利益確定の売りによって急反落した。NY白金の10月限は、序盤に為替のドル安・ユーロ高基調によって998.3ドルまで上昇した。しかし、その後は週末要因による持ち高調整と利益確定の売りによって、NY白金は上値を切り下げる展開になると、米国取引時間帯に976.4ドルまで崩れた。ただ、安値をつけてからのNY白金は下げ一服の動きから、引けにかけて980ドル前後まで下げ幅を縮小した。
NY金12月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金10月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
20日のWTI原油は、小幅反落。WTI原油の期近11月限は、前日比0.16ドル安の71.00ドル、北海ブレント原油の期近11月限は、同0.39ドル安の74.49ドル。RBOBガソリンの10月限は、同2.36セント安の203.64セント、NYヒーティングオイルの期近10月限は、同1.05セント安の216.15セント。
週末のWTI原油は、売り買い交錯する動きの中、清算値ベースで小幅反落した。WTI原油の11月限は、米国のエネルギー需要の改善期待によって71.45ドルまで上昇した。今週の米FOMCで政策金利を0.5%引き下げたことによって、同国の景気回復によるエネルギー需要の改善期待が連想され、WTI原油は買われた。しかし、高値をつけてからは、中国の景気の鈍化によるエネルギー需要の先細り観測が圧迫要因となり、WTI原油は70.80ドル台まで崩れた。ただ、引けにかけては、中東情勢の悪化懸念が支援材料となり、WTI原油は71.20ドル台まで買い直された。
WTI原油期近11月限日足
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(CBOTコーン)
20日のシカゴコーンは、続落。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比4.00セント安の401.75セント。
週末のシカゴコーンは、引き続きハーベストプレッシャー(収穫期による売り圧力)が圧迫要因となり続落した。シカゴコーンの12月限は、序盤から売りが先行した。米国のコーンベルトでは、乾燥した天候による収穫進展が予想され、ハーベストプレッシャーが強まった。その後もシカゴコーンは下落基調を継続して、米国取引時間帯に401.50セントまで続落した。
シカゴコーン期近12月限日足
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