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【海外商品市況】週末のNY金は、史上最高値を更新

  • 2024/09/14
  • 田澤

(NY貴金属)
13日のNY金は、大幅続伸。NY金の期近12月限は、前日比30.1ドル高の2610.7ドル、NY白金の期近10月限は、同24.0ドル高の1006.6ドル、NY銀の期近9月限は、同96.7セント高の3107.4セント。
週末のNY金は、米国の長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調を背景に続伸して、史上最高値を更新した。NY金の12月限は、序盤から米長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料となって続伸した。来週に開催される米FOMC(連邦公開市場委員会)で利下げが確実視されていることから、米長期金利が低下して為替がドル安・ユーロ高方向に進んだ。その後もNY金の強調地合いは続き、米国取引時間帯に為替のドル安・ユーロ高基調が一段と強まると、NY金は2614.6ドルまで史上最高値を更新した。しかし、高値を更新してからは、為替のドル安・ユーロ高基調が一服して、NY金は引けにかけて2606ドル台まで上げ幅を縮小した。
NY白金も、大幅続伸して1000ドル台まで上昇した。NY白金の10月限は、序盤からNY金の強調地合いと為替のドル安・ユーロ高基調を背景に続伸すると、米国取引時間帯に1008.8ドルまで直近の高値を更新した。しかし、高値をつけてからは、為替のドル安・ユーロ高基調が一服すると、NY白金は引けにかけて1001ドル台まで上値を切り下げた。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金10月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
13日のWTI原油は、3営業日ぶりに反落。WTI原油の期近10月限は、前日比0.32ドル安の68.65ドル、北海ブレント原油の期近11月限は、同0.36ドル安の71.61ドル。RBOBガソリンの10月限は、同0.32セント高の193.02セント、NYヒーティングオイルの期近10月限は、同3.45セント安の208.43セント。
週末のWTI原油は、米国のハリケーンリスクの後退によって反落した。WTI原油の10月限は、序盤に為替のドル安基調を背景に70.32ドルまで上昇した。しかし、その後は米国のハリケーンリスクの後退によって68.47ドルまで崩れた。11日に米ルイジアナ州に上陸したハリケーン「フランシーヌ」は、13日時点で勢力を弱め温帯低気圧に変わったとされている。今後も周辺地域に豪雨などをもたらす可能性があるが、メキシコ湾岸の石油精製施設の一部が操業再開の準備を始めたと伝わると、米国の供給懸念が和らいだ。しかし、WTI原油の68ドル台半ばまでの下落は一時的な動きとなり、引けにかけては69.20ドル台まで下げ幅を縮小した。

WTI原油期近10月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
13日のシカゴコーンは、3営業日連続の上昇。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比7.25セント高の413.25セント。
週末のシカゴコーンは、為替のドル安基調が支援材料となり続伸した。シカゴコーンの12月限は、序盤から為替のドル安基調による割安感によって買いが先行した。その後もシカゴコーンは上昇基調を継続して、大引け前に414.00セントまで続伸した。上昇局面では、シカゴ小麦の強調地合いがシカゴコーンの上昇を後押しした。シカゴ小麦は、ロシアとウクライナの緊張が一段と高まっていることで、黒海軽油からの小麦の供給懸念が台頭して買われた。

シカゴコーン期近12月限日足

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