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【貴金属市場】金標準は急反発して、一時1万1700円台を回復
- 2024/09/13
(貴金属市場)
13日の金標準は、急反発。金標準の中心限月8月限は前日比91円高の1万1692円。
夜間立会の金標準の8月限は、NY金の強調地合いが支援材料となって1万1755円まで急反発した。しかし、高値をつけてからの金標準は、為替の円高方向の動きによって1万1710円前後の水準まで上値を切り下げた。NY金の12月限は、米国の利下げ観測と為替のドル安・ユーロ高基調を背景に2588.5ドルまで最高値を更新した。一方、米ドル/円相場は1ドル=141.60円台まで円高に進んだ。
日中立会は、NY金が2598ドル台まで最高値を更新する動きの中、金標準は為替の円高基調によって1万1649円まで上げ幅を縮小した。しかし、その後は為替の円高基調が一服すると、金標準は1万1706円まで買い直された。ただ、引けにかけては1万1670円前後の水準まで上値を切り下げた。
日中のNY金は、引き続き米国の利下げ観測と為替のドル安・ユーロ高方向の動きが支援材料となって2598.4ドルまで史上最高値を更新している。金標準は為替の円高基調によって上値を抑えられる動きとなっている。来週は、米FOMC(連邦公開市場委員会)と日銀の金融政策決定会合が予定され、一段と米ドル/円相場の乱高下が警戒される。よって、金標準も上下に大きく動くことが予想されることから、臨機応変に対処するのが無難としたい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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