（貴金属市場）
１２日の白金標準は、急反発。白金標準の中心限月８月限は前日比９６円高の４４０８円。
夜間立会の白金標準８月限は、ＮＹ白金の上昇と為替の円安方向の動きによって４３８０円まで急反発した。ＮＹ白金の１０月限は、ＮＹパラジウムの強調地合いと白金の供給不足による需給の引き締まり観測が支援材料となり、９６０．９ドルまで上昇した。
日中立会は、ＮＹ白金の続伸と為替の円安基調を背景に、白金標準は４４１９円まで直近の高値を更新した。
日中のＮＹ白金は、引き続き強調地合いを維持して９６４ドル台まで上値を切り上げている。ただ、今晩はＥＣＢ（欧州中央銀行）の政策金利の発表が予定されている。政策金利は０．２５％の利下げが確実視されており、市場では今後の追加利下げの可能性に注目している。よって、政策金利の発表後のラガルドＥＣＢ総裁の記者会見で、今後の追加利下げに関する発言があれば、為替のドル・ユーロの乱高下によるＮＹ白金の波乱の展開が警戒される。白金標準は、日中にＮＹ白金の強調地合いと為替の円安基調によって直近の高値を更新しているが、ＮＹ白金と同様にラガルドＥＣＢ総裁の記者会見後の動きに注意したい。

白金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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