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【貴金属市場】日中の急速な円高方向の動きによって、金標準は急反落
- 2024/09/11
(貴金属市場)
11日の金標準は、急反落。金標準の中心限月8月限は前日比65円安の1万1508円。
夜間立会の金標準の8月限は、序盤にNY金の強調地合いに反応して1万1610円まで上昇した。しかし、高値をつけてからの金標準は為替の円高基調が圧迫要因になると1万1519円まで下落した。その後は売り買い交錯する動きとなり、1万1520円台から1万1580円台のレンジで推移した。NY金の12月限は、米国の長期金利の低下が支援材料となり2547.5ドルまで続伸した。一方、米ドル/円相場は1ドル=142.10円台まで円高に進んだ。
日中立会は、米ドル/円相場が1ドル=140.60円台まで円高に進むと金標準は1万1448円まで急落した。しかし、日中の安値をつけてからは、為替の円高方向の動きが一服して1万1508円まで下げ幅を縮小した。
日中のNY金は、為替のドル安・ユーロ高基調を背景に2552ドル台まで続伸している。しかし、今晩は米国の8月消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。米CPIは米FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策に影響を与える経済指標として見られていることから、今晩のNY金は米CPIの結果次第となっている。金標準は、日中の急速な為替の円高方向の動きによって1万1440円台まで急落しているが、夜間立会はNY金と同様に米CPIの結果によって波乱の展開が警戒される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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