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【貴金属市場】金標準は、円高基調を背景に大幅続落

  • 2024/09/05
  • 田澤

(貴金属市場)
5日の金標準は、大幅続落。金標準の中心限月8月限は前日比109円安の1万1572円。
夜間立会の金標準8月限は、序盤に1万1663円まで上昇した。しかし、その後は為替の円高基調を背景に金標準は上値を切り下げると、1万1560円台まで続落した。NY金の12月限は、米国の長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調によって2531.5ドルまで反発した。一方、米ドル/円相場は1ドル=143.60円台まで円高に進んだ。
日中立会は、為替が1ドル143.10円台まで円高に進むと、金標準は1万1531円まで下値水準を切り下げた。しかし、その後は為替が1ドル=143.90円台まで円安に戻ると、金標準は1万1601円まで下げ幅を縮小した。ただ、為替の143.90円台までの戻りは一時的となり、再び143.30円台まで円高方向に進み、金標準は1万1536円まで売り直された。引けにかけては、NY金の上昇によって、金標準は1万1570円まで戻した。
日中のNY金は、為替のドル安・ユーロ高基調によって2532.6ドルまで続伸している。ただ、明日の米雇用統計の発表を控え、今後のNY金は様子見ムードの動きが予想される。一方、金標準は為替の円高基調によって1万1531円まで下値水準を切り下げている。まだ、米ドル/円相場が不安定な動きとなっていることから、夜間立会での金標準の下値水準の切り下げが警戒される。明日は米雇用統計の発表が予定され、それ米ドル/円相場の乱高下に注意したい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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