（ＮＹ貴金属）
３日のＮＹ金は、続落。ＮＹ金の期近１２月限は、前週末比４．６ドル安の２５２３．０ドル、ＮＹ白金の期近１０月限は、同２２．３ドル安の９０９．９ドル、ＮＹ銀の期近９月限は、同７９．９セント安の２８３４．４セント。
連休明けのＮＹ金は、為替のドル高・ユーロ安基調を背景に続落した。ＮＹ金の１２月限は、序盤に２５３８ドル台まで上昇した。しかし、その後は為替のドル高・ユーロ安基調によって、ＮＹ金は２５０４．４ドルまで崩れた。この日発表された米国の８月ＩＳＭ製造業購買担当者景況指数（ＰＭＩ）が、４７．２と前回の４６．８から上昇した。このＩＳＭ製造業ＰＭＩの発表を受けて、為替がドル高・ユーロ安基調に進み、ＮＹ金は売られた。ただ、ＮＹ金の２５０４ドル台までの下振れは一時的な動きとなり、その後は為替のドル高・ユーロ安基調の一服と米長期金利の低下によって、ＮＹ金は引けにかけて２５２４ドル台まで下げ幅を縮小した。
一方、ＮＹ白金も続落して、直近の安値を更新した。ＮＹ白金の１０月限は、序盤から軟調地合いを継続した。その後、米国取引時間帯に為替がドル高・ユーロ安基調に進むと、ＮＹ白金は２０２４年８月５日の安値９１３．１ドルを下抜けして９０３．２ドルまで安値を更新した。しかし、安値をつけてからのＮＹ白金は、為替のドル高・ユーロ安基調が一服したことで、９１０ドル台まで戻りを見せた。

ＮＹ金１２月限日足

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ＮＹ白金１０月限日足

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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
３日のＷＴＩ原油は、大幅続落。ＷＴＩ原油の期近１０月限は前週末比３．２１ドル安の７０．３４ドル、北海ブレント原油の期近１１月限は同３．７７ドル安の７３．７５ドル。ＲＢＯＢガソリンの１０月限は同１１．５５セント安の１９７．７７セント、ＮＹヒーティングオイルの期近１０月限は同７．２３セント安の２２０．６０セント。
連休明けのＷＴＩ原油は、米国と中国のエネルギー需要の後退懸念によって大幅続落した。ＷＴＩ原油の１０月限は、序盤７４ドル台で推移した。しかし、その後は米・中のエネルギー需要の後退観測によって、ＷＴＩ原油は米国取引時間帯に７０．１０ドルまで崩れ直近の安値を更新した。８月３１日に発表された中国の製造業購買担当者景況指数（ＰＭＩ）は４９．１と、前回の４９．４から０．３ポイント悪化した。また、３日に発表された８月の米製造業ＰＭＩは、４７．９と前回の４８．０から０．１ポイント低下した。８月の米製造業ＰＭＩの後に発表された８月の米ＩＳＭ製造業購買担当者景況指数（ＰＭＩ）は、４７．２と前回の４６．８から上昇したものの、景気の好調・後退の分岐点となる５０を下回った。この一連の米・中の弱気な経済指標の結果を受けて、両国の景気先行き懸念によるエネルギー需要の後退が連想された。

ＷＴＩ原油期近１０月限日足

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（ＣＢＯＴコーン）
３日のシカゴコーンは、３営業日連続の上昇。シカゴコーンの中心限月１２月限は、前週末比８．２５セント高の４０９．２５セント。
連休明けのシカゴコーンは、米国産トウモロコシの天候リスクを警戒した動きによって続伸した。シカゴコーンの１２月限は、序盤４００セント前後の水準で揉み合う展開となった。しかし、その後は米国産トウモロコシの天候リスクを背景にシカゴコーンは４１０．００セントまで買い進まれた。米コーンベルトでは、雨不足による作柄の悪化が警戒されている。オハイオ川および米コーンベルト北西域を中心に、２０～２５％のトウモロコシが長引く雨不足にさらされている。

シカゴコーン期近１２月限日足

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