（貴金属市場）
２日の金標準は、続伸。金標準の中心限月８月限は前週末比２５円高の１万１７８８円。
週末の夜間立会の金標準８月限は、ＮＹ金の上昇によって１万１８４６円まで買われた。しかし、その後はＮＹ金の値崩れを背景に１万１８００円前後の水準まで上げ幅を縮小した。ＮＹ金の１２月限は、序盤に２５６０.１ドルまで上昇したが、その後は米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり２５２６．６ドルまで崩れた。
日中立会は、為替の円安基調によって金標準は１万１８３２円まで買い直された。しかし、その後はＮＹ金の軟調地合いと為替の円高方向の動きを背景に１万１７２６円まで下落した。ただ、金標準の１万１７２０円台までの下振れは一時的な動きとなり、為替の円高方向の動きが一服すると金標準は１万１７８０円台まで戻した。
日中のＮＹ金は２５２２．１ドルまで下値水準を切り下げている。今晩のＮＹ金は、レイバーデー（労働者の日）のため、短縮での電子取引のみとなる。よって、３日まで薄商いによる乱高下が警戒される。金標準は、売り買い交錯する動きとなっている。まだ、円相場の不安定な動きも見られるころとから、引き続き１万１７００円台から１万１８００円台でのレンジの動きが予想される。今週末に米国の雇用統計の発表が予定されていることを踏まえ、金標準は円相場の動きに注意したい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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