（貴金属市場）
２８日の金標準は、反落。金標準の６月限は前日比６１円安の１万１６８３円、新甫８月限は１万１６９９円。
夜間立会の金標準６月限は、序盤に為替の円安基調によって１万１７５６円まで上昇した。しかし、その後は為替の円高方向の動きとＮＹ金の値崩れが圧迫要因となり、金標準は１万１６６６円まで下落した。ただ、金標準の下振れは一時的な動きとなり、下落していたＮＹ金が反発すると、金標準は１万１７２９円まで下げ幅を縮小した。ＮＹ金の１２月限は、序盤に米国の長期金利の上昇によって２５３９．５ドルまで崩れたが、その後は米長期金利の上昇幅の縮小と中東情勢の悪化懸念を背景にＮＹ金は２５６１.４ドルまで反発した。日中立会は、ＮＹ金の強調地合いによって金標準は１万１７４３円まで上昇した。しかし、その後はＮＹ金が２５４３ドル台まで崩れると、金標準は１万１６７１円まで売り直された。
日中のＮＹ金は、２５６４．３ドルまで上昇した後、２５３７．９ドルまで崩れている。週明けからチャートは２５６０ドル台まで上昇すると、その後は上値を切り下げる動きを継続している。本日も同様の動きを見せており、今晩のＮＹ金の下押しが警戒される。金標準はＮＹ金の上値の重い展開によって反落している。ＮＹ金の下押し警戒によって、金標準も夜間立会では下値水準を切り下げる動きが予想される。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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