（貴金属市場）
２７日の白金標準は、小幅反落。白金標準の中心限月６月限は前日比２円安の４４７３円。
夜間立会の白金標準６月限は、序盤にＮＹ白金の上昇と為替の円安基調を背景に４５４２円まで買い進まれた。しかし、その後は上昇していたＮＹ白金が崩れると白金標準は４４８１円まで上げ幅を縮小した。ＮＹ白金の１０月限は、９８７．６ドルまで上昇した後、為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって９６７ドル台まで崩れた。日中立会は、ＮＹ白金が９６０ドル台まで下落すると、白金標準は４４４６円まで売り込まれた。しかし、その後はＮＹ白金の下げ一服の展開になると、白金標準は４４７５円まで戻りを見せた。
日中のＮＹ白金は、前日に９８７ドル台まで上昇してから９６０.２ドルまで崩れている。為替のドル安・ユーロ高基調の一服によって、利益確定の売りが出やすい状況となっている。また、現在は米長期金利が上昇していることから、為替のドル高・ユーロ安方向の戻りが予想され、ＮＹ白金は一段の下振れが警戒される。白金標準は、ＮＹ白金の軟調地合いによって４４４６円まで下落している。まだ、ＮＹ白金の弱い動きが想定されることから、白金標準も売られる動きが続くとみたい。

白金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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