株式・FX・商品情報
【貴金属市場】金標準は、4営業日連続の下落
- 2024/08/26
(貴金属市場)
26日の金標準は、4営業日連続の下落。金標準の中心限月6月限は前週比48円安の1万1664円。
週末の夜間立会の金標準6月限は、序盤にNY金の上昇と為替の円安基調によって1万1808円まで反発した。しかし、その後はパウエル米FRB(連邦準備制度理事会)議長が講演で米国の政策金利の利下げを示唆すると為替が急速な円高方向に進み、金標準は1万1667円まで続落した。NY金の12月限は、米国の9月利下げ観測の高まりによって2554.5ドルまで上昇した。一方、円相場は1ドル=144.00円台まで円高に進んだ。
週明けの日中立会は、為替の円高基調によって金標準は1万1629円まで下値水準を切り下げた。しかし、その後は為替の円高基調が一服すると、金標準は1万1676円まで戻した。ただし、引けにかけては、1万1660円台まで上値を切り下げた。
日中のNY金は、為替のドル安・ユーロ高方向の動きが一巡したことで2544ドル台まで反落している。ただ、米国の利下げはNY金にとって支援材料となることから、NY金の下振れは限定的な動きになるとみたい。一方、金標準は米国の利下げによって為替の円高方向の動きが警戒されることから、円高要因による下振れに注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
フジトミ証券の投資助言サービスでは、商品や株価指数、FXを中心に売買のフォローアップを行っています。
【投資助言サービスについて】https://www.fujitomi.co.jp/advice/
【ツイッター】https://twitter.com/@tazawa_fujitomi