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【海外商品市況】NY金は、史上最高値を更新

  • 2024/08/17
  • 田澤

(NY貴金属)
16日のNY金は、大幅続伸。NY金の期近12月限は、前日比45.4ドル高の2537.8ドル、NY白金の期近10月限は、同2.7ドル安の962.4ドル、NY銀の期近9月限は、同43.1セント安の2884.9セント。
週末のNY金は、為替のドル安・ユーロ高基調を背景に最高値を更新した。NY金の12月限は、序盤に2488.2ドルまで下落した。しかし、その後は米国の利下げ観測のを背景に為替がドル安・ユーロ高基調に進むと、NY金は清算値決定後に2548.3ドルまで大幅続伸した。上昇局面では、中東情勢の悪化を警戒した安全資産の買いもNY金の支援材料となった。イスラエル軍はこの日、パレスチナ自治区ガザ南部と中部の「人道地域」に設定して箇所から退避を勧告した。同軍によると、同地域がイスラム組織ハマスの攻撃拠点として使用しているとしているとして、今後のイスラエル軍とハマスの戦闘の激化が警戒されている。
一方。NY白金は反落した。NY白金の10月限は、前日の急反発に対する利益確定の売りによって序盤から売りが先行すると、米国取引時間帯に949.4ドルまで崩れた。しかし、その後は為替のドル安・ユーロ高基調によって962ドル台まで下げ幅を縮小した。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金10月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
16日のWTI原油は、急反落。WTI原油の期近9月限は前日比1.51ドル安の76.65ドル、北海ブレント原油の期近10月限は同1.36ドル安の79.68ドル。RBOBガソリンの9月限は同4.78セント安の231.02セント、NYヒーティングオイルの期近9月限は同4.92セント安の232.87セント。
週末のWTI原油は、中国の景気先行き懸念を背景に急反落した。WTI原油の9月限は、中国のエネルギー需要の鈍化を警戒した動きによって、序盤から売りが先行すると75.54ドルまで崩れた。15日に発表された中国の経済指標が弱気な結果となったことで、同国の景気先行き懸念からエネルギー需要の鈍化が連想された。中国の7月鉱工業生産は、5.1%と前回の5.3%から低下した。また、失業率は5.2%と前回の5.0%から悪化したほか、新築分譲住宅価格は主要70都市のうち66都市で前月に比べ下落した。しかし、安値をつけてからのWTI原油は、為替のドル安基調による割安感から77ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。

WTI原油期近9月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
16日のシカゴコーンは、続落。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比4.50セント安の392.50セント。
週末のシカゴコーンは、米国産トウモロコシの豊作観測を背景に続落した。シカゴコーンの12月限は、米国産トウモロコシの生育に適した天候によって、序盤から売りが先行した。米コーンベルトでは、乾燥が続いた後に降雨が見込まれ生育に適した予報となっている。その後もシカゴコーンの軟調地合いは続き、米国取引時間帯に390.00セントまで安値を更新した。プロファーマー主催のクロップツアーでは豊作見通しになるとされていることから、米農家の在庫の放出が圧迫要因となってシカゴコーンの売り圧力は強まった。

シカゴコーン期近12月限日足

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