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【海外商品市況】週末のNY金は、3営業日連続で上昇。一方、NY白金は反落。WTI原油は、続伸。

  • 2024/08/10
  • 田澤

【お知らせ】2024年8月13日~16日まで執筆者不在のため、海外市況は休信となります。

(NY貴金属)
9日のNY金は、3営業日連続の上昇。NY金の期近12月限は、前日比10.1ドル高の2473.4ドル、NY白金の期近10月限は、同10.0ドル安の929.9ドル、NY銀の期近9月限は、同1.8セント安の2758.8セント。
週末のNY金は、米国の長期金利の低迷と為替のドル安・ユーロ高基調を背景に3営業日連続で上昇した。NY金の12月限は、序盤に2456.1ドルまで下落した。しかし、その後は米長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調によって2476.5ドルまで続伸した。上昇局面では、中東情勢の悪化を警戒した安全資産の買いも支援材料となった。ただ、高値をつけてからのNY金は、来週14日に発表される米消費者物価指数(CPI)を控えた持ち高調整の動きによって2470ドル前後の水準まで上げ幅を縮小した。
一方、NY白金は利益確定の売りによって反落した。NY白金の10月限は、序盤に948.8ドルまで上昇した。しかし、高値をつけてからのNY白金は、週末要因による持ち高調整と利益確定の売りよって上値を切り下げると926.7ドルまで反落した。ただ、引けにかけては、下げ一服の展開から930ドル台まで戻りを見せた。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金10月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
9日のWTI原油は、4営業日連続の上昇。WTI原油の期近9月限は前日比0.65ドル高の76.84ドル、北海ブレント原油の期近10月限は同0.50ドル高の79.66ドル。RBOBガソリンの9月限は同40.89セント安の239.03セント、NYヒーティングオイルの期近9月限は同1.81セント安の233.97セント。
週末のWTI原油は、中国と米国の需要期待によって4営業日連続で上昇した。WTI原油の9月限は、序盤から中国の需要の改善期待によって買いが先行した。この日発表された7月の中国消費者物価指数(CPI)が、前年比0.5%上昇と市場予想の0.3%上昇を上回り、6か月連続で上昇した。この中国のCPIの発表を受けて、同国のデフレ圧力の和らぎによるエネルギー需要の改善が連想された。その後もWTI原油は上昇基調を維持して、米国取引時間帯に77.09ドルまで続伸した。米国取引時間帯では、米国の利下げ観測によるエネルギー需要の拡大期待や為替のドル安基調が、WTI原油の買いを強めた。

WTI原油期近9月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
9日のシカゴコーンは、4営業日連続の下落。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比2.00セント安の395.00セント。
週末のシカゴコーンは、米国の農家の売り圧力によって続落して直近の安園を更新した。シカゴコーンの12月限は、序盤に398セント台まで反発した。しかし、その後のシカゴコーンは、来週に公表される米国農務省の需給報告を控えた農家の売却によって下落すると、393.50セントまで安値を更新した。

シカゴコーン期近12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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