【お知らせ】２０２４年８月１３日～１６日まで執筆者不在のため、海外市況は休信となります。

（ＮＹ貴金属）
８日のＮＹ金は、大幅続伸。ＮＹ金の期近１２月限は、前日比３０．９ドル高の２４６３．３ドル、ＮＹ白金の期近１０月限は、同１０.２ドル高の９３９．９ドル、ＮＹ銀の期近９月限は、同６６．２セント高の２７６０．６セント。
昨日のＮＹ金は、中東情勢の悪化を警戒した安全資産としての買いによって大幅続伸した。ＮＹ金の１２月限は、序盤から安全資産として買われる展開になると、大引けまで一本調子に上がり２４６７．９ドルまで大幅続伸した。先日米ＣＮＮテレビは、レバノンのイスラム教シーア派ヒズボラが単独でイスラエルに報復攻撃を仕掛ける可能性が高いと報じている。ヒズボラは、７月に最高幹部がイスラエル軍によって殺害された。また、イランもイスラム組織ハマスの最高指導者殺害に関与したとされているイスラエルに報復を明言している。ヒズボラやイランが、イスラエルに対し報復攻撃の実施が高まっていることから、中東情勢の一段の悪化が懸念されている。
ＮＹ白金は３営業日連続で上昇した。ＮＹ白金の１０月限は、序盤に為替のドル安・ユーロ高基調によって９３３ドル台まで続伸した。しかし、その後は為替がドル高・ユーロ安方向に戻ると、ＮＹ白金は９２２ドル台まで下落した。ただ、ＮＹ白金の下振れは一時的な動きとなり、ＮＹ金の大幅上昇に反応すると、ＮＹ白金は９４４．５ドルまで続伸した。

ＮＹ金１２月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

ＮＹ白金１０月限日足

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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
８日のＷＴＩ原油は、３営業日連続の上昇。ＷＴＩ原油の期近９月限は前日比０．９６ドル高の７６．１９ドル、北海ブレント原油の期近１０月限は同１．８５ドル高の７８．３３ドル。ＲＢＯＢガソリンの９月限は同４．１９セント高の２３９．９２セント、ＮＹヒーティングオイルの期近９月限は同０．２２セント高の２３５．７８セント。
昨日のＷＴＩ原油は、中東情勢の悪化による供給混乱が支援材料となり続伸した。ＷＴＩ原油の９月限は、序盤に７４．６０ドルまで下落した。しかし、その後は中東情勢の悪化によるエネルギーの供給混乱を警戒した動きにから７６．５２ドルまで続伸した。レバノンのイスラム教シーア派ヒズボラは、イスラエル軍によって最高幹部が殺害されたことに対する報復攻撃を仕掛ける可能性が高いとされている。また、イランもイスラム組織ハマスの最高指導者殺害に関与したとされているイスラエルに報復を明言している。ヒズボラやイランがイスラエルに対する報復攻撃の実施が高まっていることから、中東情勢の一段の悪化が懸念されている。更に、昨年１１月からイエメン沖で親イラン武装組織フーシ派による船舶への攻撃が続いている中、７日に英国の石油タンカーが攻撃されたと報告されている。

ＷＴＩ原油期近９月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
８日のシカゴコーンは、３営業日連続の下落。シカゴコーンの中心限月１２月限は、前日比３．７５セント安の３９７．００セント。
昨日のシカゴコーンは、米国産トウモロコシの輸出需要の低迷によって続落した。シカゴコーンの１２月限は、１２日の米国農務省による需給報告を控えた持ち高調整の動きによって序盤から売りと買いが交錯して、米国取引時間帯に４０３．７５セントまで反発した。しかし、その後は米国産トウモロコシの輸出需要の低迷によって３９６．２５セントまで続落した。この日発表された米国産トウモロコシの週間輸出成約高は、２０２４～２５年度の純成約高が２４万９１００トンと予想レンジの４７万５０００～１００万トンを大きく下回った。この低調な米国産トウモロコシの輸出成約高が、シカゴコーンの圧迫要因となった。

シカゴコーン期近１２月限日足

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