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【貴金属市場】金標準は、反落
- 2024/08/08
(貴金属市場)
8日の金標準は、反落。金標準の中心限月6月限は前日比23円安の1万1277円。
夜間立会の金標準6月限は、序盤にNY金の反発と為替の円安方向の動きによって1万1422円まで上昇した。しかし、その後はNY金が高値から崩れ、為替が円高基調に進むと、金標準は1万1260円台まで下落した。NY金の12月限は、中東情勢の悪化を警戒して2447.3ドルまで急反発したが、その後は米国の長期金利の上昇が圧迫要因となり2421ドル台まで崩れた。
日中立会は、序盤に為替の円高基調によって金標準は1万1182円まで下値水準を切り下げた。しかし、安値をつけてからは、NY金の上昇をきっかけに金標準は1万1315円まで買い直された。ただ、金標準の1万1300円台の動きは一時的となり、その後はNY金の上げ一服の動きから1万1260円前後の水準まで下落した。
日中のNY金は、為替のドル安・ユーロ高方向の動きから2435ドル台まで上昇している。引き続き中東情勢の悪化を警戒した安全資産の買いがNY金の下支えとなっている。イランやレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが、イスラエルに対し報復攻撃をする意向を表明していることで、中東情勢の緊迫化は高まっている。金標準は、為替の円高基調によって上値を抑えられる動きとなっている。まだ、円相場の不安定な動きが警戒され、夜間立会での乱高下に注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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