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【貴金属市場】金標準は続伸して、一時1万1410まで急伸

  • 2024/08/07
  • 田澤

(貴金属市場)
7日の金標準は、続伸。金標準の中心限月6月限は前日比66円高の1万1329円。
夜間立会の金標準6月限は、序盤にNY金の軟調地合いと為替の円高基調によって1万1097円まで急落した。しかし、その後は為替の円安方向の戻りによって金標準は1万1213円まで下げ幅を縮小した。ただ、夜間立会の引けにかけては1万1010円前後まで売り直された。NY金の12月限は、2421.8ドルまで続落した。円相場は、1ドル=144.00円台まで円高に進んだ後、145.40円台まで戻る動きを見せた。
日中立会は、10時過ぎに内田日銀副総裁が「金融資本市場が不安定な状況で、利上げをすることはない」との発言によって円相場が1ドル=147.90円台まで急激な円安方向に進むと、金標準は1万1410円まで大幅続伸した。しかし、高値をつけてからは、為替が円高方向に戻ると、金標準は1万1301円まで上値を切り下げた。
日中のNY金は2419.1ドルまで下値水準を切り下げた後、2436ドル台まで上昇している。為替のドル高・ユーロ安基調によって下値を切り下げたが、その後は中東情勢の悪化を警戒した買いによって反発している。現在は、売りと買いの両方の材料があることから、今晩のNY金はレンジでの動きが予想される。金標準は、急激な円安方向の動きが支援材料となり1万1410円まで上昇している。ただ、円相場は連日値動きの激しい動きを継続しており、引き続き円相場の動き次第となっている。よって、夜間立会も円相場の不安定な動きに注意したい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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