フジトミ証券株式会社は投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

株式・FX・商品情報

マーケット情報

株式・FX・商品情報

【海外商品市況】週明けのNY金・NY白金は大幅続落

  • 2024/08/06
  • 田澤

(NY貴金属)
5日のNY金は、大幅続落。NY金の期近12月限は、前週末比25.4ドル安の2444.4ドル、NY白金の期近10月限は、同52.1ドル安の915.5ドル、NY銀の期近9月限は、同118.5セント安の2720.7セント。
週明けのNY金は、利益確定の売りや換金売りによって続落した。NY金の12月限は、序盤に2500.8ドルまで上昇した。しかし、高値をつけてからは利益確定の売りによって、NY金は上値を切り下げる展開となった。その後、世界的な株価の急落に対する資金確保のためとみられる金の換金売りが台頭すると、NY金は2403.8ドルまで大幅続落した。ただ、安値をつけてからのNY金は、安値拾いの買いによって下げ幅を縮小して、引けにかけて2450ドル前後の水準まで戻した。
NY白金は、工業用需要の後退懸念によって暴落した。NY白金の10月限は、世界的な株価の急落によって工業用需要の後退懸念が連想され、米国取引時間帯に913.1ドルまで暴落した。しかし、安値をつけてからは、下げ一服の展開となり、引けにかけて910ドル台後半まで戻りを見せた。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金10月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
5日のWTI原油は、3営業日連続の下落。WTI原油の期近9月限は前週末比0.58ドル安の72.94ドル、北海ブレント原油の期近10月限は同0.51ドル安の76.30ドル。RBOBガソリンの9月限は同1.60セント高の233.36セント、NYヒーティングオイルの期近9月限は同1.99セント安の229.86セント。
週明けのWTI原油は、売り買いが交錯する中、清算値ベースで続落した。WTI原油の9月限は、米国の景気減速によるエネルギー需要の後退懸念が連想され、欧州取引時間帯に71.67ドルまで安値を更新した。しかし、その後は中東情勢の悪化がWTI原油の下支えになると、引けにかけて74ドル前後の水準まで買い直された。7月にイスラエル軍が、イスラム組織ハマスの最高指導者とレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高幹部を殺害したとみられている。これに対しハマスとヒズボラは、イランと共に報復攻撃を行う可能性が高まっている。この中東情勢の悪化によるエネルギー供給の混乱が警戒されている。また、産油国リビアの国内最大級のシャララ油田が政治的な要因によって生産停止となっていることも、WTI原油の支援材料となった。

WTI原油期近9月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
5日のシカゴコーンは、続伸。シカゴコーンの中心限月12月限は、前週末比3.75セント高の407.00セント。
週明けのシカゴコーンは、為替のドル安基調が支援材料となって続伸した。シカゴコーンの12月限は、米国の景気減速や原油価格の下落によって396.00セントまで下落した。しかし、その後は為替のドル安基調によってシカゴコーンは割安感から買い拾われる展開となり、引けにかけて407.75セントまで続伸した。上昇局面では、シカゴ市場の引け後に発表される米国産トウモロコシの作柄予想で、「優」と「良」の合計が前週の68%から1ポイント低下することも支援材料となった。

シカゴコーン期近12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

フジトミ証券の投資助言サービスでは、商品や株価指数、FXを中心に売買のフォローアップを行っています。
【投資助言サービスについて】https://www.fujitomi.co.jp/advice/

【ツイッター】https://twitter.com/@tazawa_fujitomi

一覧へ戻る

各種資料請求・WEBセミナー