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【海外商品市況】週明けのNY金は小幅反落、NY白金は急反落、WTI原油は急反発
- 2024/07/02
(NY貴金属)
1日のNY金は、小幅反落。NY金の期近8月限は、前週末比0.7ドル安の2338.9ドル。NY白金の期近10月限は、同25.4ドル安の988.7ドル。NY銀の期近9月限は、同5.3セント高の2961.3セント。
週明けのNY金は、売り買い交錯する中、清算値ベースで3営業日ぶりに小幅反落した。NY金の8月限は、序盤に2328.2ドルまで下落した。しかし、その後は下げ一服の展開から戻り基調になると、米国取引時間帯にNY金は2348.8ドルまで上昇した。4日の米国の祝日や5日の米雇用統計の発表を控え、週明けは様子見ムードの中、売り買いが交錯する動きとなった。ただ、NY金の2348ドル台までの上昇は一時的な動きとなり、引けにかけては2341ドル台まで上値を切り下げた。
一方、週明けのNY白金は急反落した。NY白金の10月限は、序盤に為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって1012.8ドルまで上昇した。しかし、その後は為替がドル高・ユーロ安基調に転換するとNY白金は上値を切り下げ、米国取引時間帯に986.1ドルまで急反落した。ただ、安値をつけてからは、為替のドル高・ユーロ安基調が一服したことで、NY白金は引けにかけて994ドル前後まで下げ幅を縮小した。
NY金8月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金10月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
1日のWTI原油は、急反発。WTI原油の期近8月限は前週末比1.84ドル高の83.38ドル、北海ブレント原油の期近9月限は同1.60ドル高の86.60ドル。RBOBガソリンの7月限は同7.68セント高の257.83セント、NYヒーティングオイルの期近7月限は同8.16セント高の261.47セント。
週明けのWTI原油は、中東情勢の悪化を警戒した動きによって83.60ドル台まで急反発した。WTI原油の8月限は、序盤に為替のドル安基調を背景に買いが先行して82ドル台まで取引水準を上げた。その後、中東情勢の悪化を警戒した動きによって、WTI原油の上昇基調が強まると83.64ドルまで急伸した。イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続く中、レバノンのイスラム教シーア派ビスボラがイスラエルに対する攻撃の強化による両者の本格的な衝突が懸念された。これによって中東の産油国への紛争の拡大が懸念され、エネルギー供給の混乱が警戒された。また、上昇局面では、北半球のドライブシーズンによる燃料需要の拡大も支援材料となった。
WTI原油期近8月限日足
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(CBOTコーン)
1日のシカゴコーンは、8営業日連続の下落。シカゴコーンの中心限月12月限は、前週末比0.25セント安の420.50セント。
週明けのシカゴコーンは、米国産トウモロコシの生育に適した天候が圧迫要因となり小幅続落した。シカゴコーンの12月限は、先週末に412.00セントまで下落した後から続く戻り基調を維持すると、欧州取引時間帯に423.25セントまで反発した。しかし、その後は米コーンベルトの生育に適した天気予報が圧迫要因となり414.75セントまで下落した。米コーンベルトでは、中規模から大規模な降雨が見込まれ、乾燥リスクなどが後退している。ただ、シカゴコーンの下振れは限定的となり、引けにかえては421セント台まで買われる動きも見せた。
シカゴコーン期近12月限日足
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