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【貴金属市場】金標準は急反落して、一時1万1905円まで下落
- 2024/06/24
(貴金属市場)
24日の金標準は、急反落。金標準の中心限月4月限は前週末比142円安の1万1953円。
週末の夜間立会の金標準4月限は、NY金の値崩れによって1万1905円まで急反落した。しかし、安値をつけてからは、為替の円安基調が支援材料となり1万1940円台まで下げ幅を縮小した。NY金の8月限は、米国の利下げ観測の後退と利益確定の売りによって2329.2ドルまで崩れた。
週明けの日中立会は、NY金の反発と為替の円安基調を背景に金標準は1万1978円まで戻りを見せた。しかし、1万16970円台の戻りは一時的な動きとなり、引けにかけては1万1950円台まで売り直された。
日中のNY金は、2339ドル台まで上昇している。米国の長期金利の上げ一服と為替のドル高・ユーロ安基調の一巡によって、NY金は戻り基調となっている。ただ、今週末は米国の5月個人消費支出(PCE)物価指数の発表が予定されている。PCE物価指数はインフレ指標として注目されており、米FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策に影響を与える経済指標として見られていることから、週末にかけてNY金の乱高下に注意したい。金標準は、夜間立会に1万1905円まで下落してから50円以上の戻りを見せている。引き続き為替の円安が金標準の下支えとなっており、再び1万2000円台を回復する動きが予想される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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